神谷中学校の教育方針
今日の日本テレビ系の番組「バンキシャ」で東京都北区の神谷中学校が新たな学校経営手法として紹介されていました。
紹介しますと、平成14年4月に現在の中村文隆校長が赴任するまで、同校は手がつけられない、いわゆる「荒れた学校」だったそうです。
もともと中村校長は体育科出身の硬派で鳴らした先生でしたから、誰もが厳格な指導をするだろうと期待していたようです。
しかし、中村校長はまったく反対の行動にでます。
まず生徒の人格を重んじ、どんなときにも生徒を呼び捨てしないようにするとともに、そのことを先生方にも徹底させたそうです。
そうしたからといって、すぐに子どもたちが変わったかというと、そうではなかったようです。
ただ、会話ができるようになったそうです。
そして、子どもたちの心を落ち着かせ、集中力を高めるために、毎朝、読書の時間を設けました。
内容は、何を読んでもいいという方針です。
また総合学習の時間を活用して、農業をどっぷり体験させる教育プログラムを作ってしまいます。
収穫だけの喜びだけでなく、生きるということを体感させる、師匠と呼びたくなるような企画です。
そして、神谷中学校は徐々にこういった積み重ねによって落ち着いていきます。
しかし学校の学力は一向に上向かなかったといいます。
そこでまず、教科関係なしに先生たちが放課後居残り学習を始めます。
当然、専門外の教科を教えるわけですから、時に先生は悲鳴をあげ、虎の巻に頼るわけです。
でもそれを観ている生徒たちは嘲笑すらしない。
先生たちが必死で自分たちの学力を上げようと汗をかいているということを目の当たりにすれば、子どもたちだって理解してくれるのです。
そして、ユニークなのは高校生によるボランティア教師の活用です。
恐れ入りました。
なかなか、この中村校長先生はしたたかさとしなやかさを有しておられます。
また、このような学校の取り組みを見ていた保護者から炊き出しのボランティア活動が生まれます。
そして、今では保護者の学校行事の参加率が80%を超えるといいます。
究極の学校経営と言われる所以がここにあります。
来年、3月に定年退職ということですが本市に嘱託で来ていただけませんかね。
まあ、無理でしょうが....
その中村校長の人柄と教育理念がわかるあいさつ文が、神谷中学校のホームページに掲載されていたので以下に引用させていただきます。
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教育テーマ「豊かな心を育てる」
-やさしさ・思いやりあふれる学校、家庭、地域-
「徳心なきところに学ぶ心花開かず」
あまりに悲しくむごい出来事が後を絶ちません。
一方では、給食費ばかりか保育料の未納問題も報じられてます。
今、大人の考え方や生き方が、深く問われています。
学問は、人間のあり方や生き方に思いをめぐらせる力や、弱者をはじめとする、人の為に働く知識や行動力を身につけるために励むもので、見栄や競争心を高めたり、金儲けやえらくなるためではないと思っていますし、えらくなるより、よく生きる力を育てる学校経営を推進します。
今年度は、8校の小学校から70名の新入生を迎えましたが、来年につなげる教育の改善・充実にさらに努力してまいります。
とくに、弱者を視点とする人権教育の研究ならびに発表会を、生徒・保護者と共に成功させるといった大きな夢の実現に向けた年となります。
学校経営方針や外部評価に目を通して頂き、心が萎える苦情や批判より、意欲や行動力につながる創造的なご意見や協力員等での具体的な協力を頂くことをお願いし、ご挨拶と致します。
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素敵なあいさつですね。
今日の日本テレビ系の番組「バンキシャ」で東京都北区の神谷中学校が新たな学校経営手法として紹介されていました。
紹介しますと、平成14年4月に現在の中村文隆校長が赴任するまで、同校は手がつけられない、いわゆる「荒れた学校」だったそうです。
もともと中村校長は体育科出身の硬派で鳴らした先生でしたから、誰もが厳格な指導をするだろうと期待していたようです。
しかし、中村校長はまったく反対の行動にでます。
まず生徒の人格を重んじ、どんなときにも生徒を呼び捨てしないようにするとともに、そのことを先生方にも徹底させたそうです。
そうしたからといって、すぐに子どもたちが変わったかというと、そうではなかったようです。
ただ、会話ができるようになったそうです。
そして、子どもたちの心を落ち着かせ、集中力を高めるために、毎朝、読書の時間を設けました。
内容は、何を読んでもいいという方針です。
また総合学習の時間を活用して、農業をどっぷり体験させる教育プログラムを作ってしまいます。
収穫だけの喜びだけでなく、生きるということを体感させる、師匠と呼びたくなるような企画です。
そして、神谷中学校は徐々にこういった積み重ねによって落ち着いていきます。
しかし学校の学力は一向に上向かなかったといいます。
そこでまず、教科関係なしに先生たちが放課後居残り学習を始めます。
当然、専門外の教科を教えるわけですから、時に先生は悲鳴をあげ、虎の巻に頼るわけです。
でもそれを観ている生徒たちは嘲笑すらしない。
先生たちが必死で自分たちの学力を上げようと汗をかいているということを目の当たりにすれば、子どもたちだって理解してくれるのです。
そして、ユニークなのは高校生によるボランティア教師の活用です。
恐れ入りました。
なかなか、この中村校長先生はしたたかさとしなやかさを有しておられます。
また、このような学校の取り組みを見ていた保護者から炊き出しのボランティア活動が生まれます。
そして、今では保護者の学校行事の参加率が80%を超えるといいます。
究極の学校経営と言われる所以がここにあります。
来年、3月に定年退職ということですが本市に嘱託で来ていただけませんかね。
まあ、無理でしょうが....
その中村校長の人柄と教育理念がわかるあいさつ文が、神谷中学校のホームページに掲載されていたので以下に引用させていただきます。
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教育テーマ「豊かな心を育てる」
-やさしさ・思いやりあふれる学校、家庭、地域-
「徳心なきところに学ぶ心花開かず」
あまりに悲しくむごい出来事が後を絶ちません。
一方では、給食費ばかりか保育料の未納問題も報じられてます。
今、大人の考え方や生き方が、深く問われています。
学問は、人間のあり方や生き方に思いをめぐらせる力や、弱者をはじめとする、人の為に働く知識や行動力を身につけるために励むもので、見栄や競争心を高めたり、金儲けやえらくなるためではないと思っていますし、えらくなるより、よく生きる力を育てる学校経営を推進します。
今年度は、8校の小学校から70名の新入生を迎えましたが、来年につなげる教育の改善・充実にさらに努力してまいります。
とくに、弱者を視点とする人権教育の研究ならびに発表会を、生徒・保護者と共に成功させるといった大きな夢の実現に向けた年となります。
学校経営方針や外部評価に目を通して頂き、心が萎える苦情や批判より、意欲や行動力につながる創造的なご意見や協力員等での具体的な協力を頂くことをお願いし、ご挨拶と致します。
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素敵なあいさつですね。