友人から「ぜひ読んで欲しい」と一冊の句集を手渡された。
手にしてパラパラとめくった時はそれほどでもなかった。
帰宅して、ゆっくりと読み始めてみる。
「行く雲をげんげ枕に追いかける」
「過去はみな弾けて消ゆるしゃぼん玉」
なんとなく、山頭火のような、まっすぐな句に吸い込まれていく。
不思議な魅力に魅了される。
「なぜ?」が頭をもたげる。
プロフィールを見てみる。
1963年 8月19日(俳句の日)松山生まれ
1981年 首の骨を折る事故に遭い全身マヒの障害が残る
1993年 訪問看護にきてくれていた看護師にすすめられ俳句を始める
2005年 愛媛新聞短詩型文学賞で年間賞を受賞
2008年 「恋×涙」発刊
作者の森田氏は、伊予農業高校時代のラクビーの試合で負傷したということである。それ以来、車椅子生活を余儀なくされているということである。
帯に小西昭夫さんが次のように書かれている。
森田さんの作品は明るい。
森田さんの境遇になれば、大抵の人間はあきらめてしまうに違いない。
作品を書いたところで、暗いだけのものになってしまうだろう。
森田さんの作品が明るいのは、子規流にいえば、森田さんが
「あきらめる以上のこと」をしているからだ。
それがぼくたちを元気づけてくれる森田さんの作品の力なのだ。
そのとおりである。
この句集を読んでいるだけで元気になる。
みなさんも、ぜひ購入いただき、森田さんから元気をもらいましょう。
森田欣也句集 恋×涙
創風社出版(℡089-953-3153)
http://www.soufusha.jp/
手にしてパラパラとめくった時はそれほどでもなかった。
帰宅して、ゆっくりと読み始めてみる。
「行く雲をげんげ枕に追いかける」
「過去はみな弾けて消ゆるしゃぼん玉」
なんとなく、山頭火のような、まっすぐな句に吸い込まれていく。
不思議な魅力に魅了される。
「なぜ?」が頭をもたげる。
プロフィールを見てみる。
1963年 8月19日(俳句の日)松山生まれ
1981年 首の骨を折る事故に遭い全身マヒの障害が残る
1993年 訪問看護にきてくれていた看護師にすすめられ俳句を始める
2005年 愛媛新聞短詩型文学賞で年間賞を受賞
2008年 「恋×涙」発刊
作者の森田氏は、伊予農業高校時代のラクビーの試合で負傷したということである。それ以来、車椅子生活を余儀なくされているということである。
帯に小西昭夫さんが次のように書かれている。
森田さんの作品は明るい。
森田さんの境遇になれば、大抵の人間はあきらめてしまうに違いない。
作品を書いたところで、暗いだけのものになってしまうだろう。
森田さんの作品が明るいのは、子規流にいえば、森田さんが
「あきらめる以上のこと」をしているからだ。
それがぼくたちを元気づけてくれる森田さんの作品の力なのだ。
そのとおりである。
この句集を読んでいるだけで元気になる。
みなさんも、ぜひ購入いただき、森田さんから元気をもらいましょう。
森田欣也句集 恋×涙
創風社出版(℡089-953-3153)
http://www.soufusha.jp/