走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

人知れず地域貢献する市民に光

2009年02月18日 22時53分31秒 | その他
 先週の土曜日に行われた市制120周年記念式典について、2月5日付けの朝日新聞に次のような記事が出ていたので紹介します。


 (前略)

 松山市は今回、地域ボランティアなど街づくりに尽力した271の個人と団体を「地域功労者」として表彰した。
人知れず貢献している市民にスポットライトを当てるもので、市は昨年6月から市内41地区の公民館に、奉仕活動をしている市民の推薦を依頼。
この日の受賞者が決まった。
清掃や青少年育成、伝統芸能の継承など、地道な活動に取り組んできた人たちは、今後への決意を新たにしていた。
 元看護師の宮谷マスヲさん(71)は、ゴミ集積所の不法投棄やルールに違反したゴミの整理に率先して取り組んできたとして表彰された。
「環境美化はひとつひとつの活動の積み重ねが大事。
今では、活動に関心をもってくれる人が増え、地区のゴミの出し方も、ルール通りに徹底されるようになった。」
 家電販売業の門田晃良さん(51)は、小学校のPTA会長を務めるなど、約25年間にわたって地域の子どもを見守ってきた。
現在は、公民館の青少年育成指導員として、小学生に山遊びや稲作の体験をしてもらう活動をしており、「子どもは地域の宝。その子どもたちを、光らせるのか曇らせてしまうのかは、親や地域次第だ」と話した。
 地区の婦人会員として、近所の駅構内の花壇に花を植える活動を進めてきた主婦の原嶋タミエさん(73)は、「会員みんなの活動が評価された」と喜んだ。
パンジーやチューリップ、コスモスなど季節ごとに色とりどりの花を植えているといい、「水やりや草むしりといった手入れは当番制で分担している。
駅を利用する人が花を見て、喜んでくれることがやりがい」と語っていた。

 どうですか、今までの表彰制度とはちがった視点からの表彰です。
この推薦者を決めるのに、地域の人たちは本当にご苦労をされました。
 でも、驚くことに普段から見えないところで汗をかいてくれている人を、ちゃんと推薦してくれたということです。
改めて、公民館の地域の情報収集力に驚かされました。
 また、日々汗をかいている人をきちんと見ていてくれる人がいるということも、松山もまだまだ捨てたもんじゃないなあと、素直に喜んでしまいました。

 そして、例え光が当たらなくても、汗をかいてくれる人がいて、その一人ひとりによって地域が支えられているということも改めて気づかされました。