林住職の講話第四弾。
林住職は、医療関係者たちと毎月一回、一年間勉強会をしたことがあるそうだ。
その何回目かの時に、寺本さんという看護士のカリスマ的存在の方を講師に招いたそうです。
そして、講演が終わり聴衆者から質問を受け付けました。
一人の若い女性が手を挙げました。
指名されると、その女性は
「私も看護士です。
でも、今は休職をしています。
その理由は、ある若い女性の患者さんが乳がんで亡くなられたときに、小さな子どもが二人いて、その母親にしがみついて泣きじゃくる様子を見て、思わずその二人の子どもを抱きしめて、いっしょに泣いてしまったのです。
それから、さまざまな指示が飛んできたのですが、私はそのまま泣きじゃくってしまい、その指示をこなすことができませんでした。
あとから、医師や先輩から『おまえは看護士にはむいていない。指示通り動けないならやめてしまえ』と罵倒され、自信を喪失してしまい、休職してしまいました。
私は看護士にはむいていないのでしょうか」と。
林住職は、寺本さんがどう応えるのか、会場の一番後ろで聴いていたそうです。
寺本さんは優しい声で、
「その時に泣けない人は、看護士にはむいていないし、なってはいけないのだと思います。
私もいつも泣いていました。
指示通り動けなかったのは単に経験不足ということだけです。
経験を積めば、泣きながら指示通り動けるようになります。
どうか、いつまでも、いっしょに泣いてあげれる心を忘れないで下さい。
本当に大事なことですよ」
質問した女性は泣きながら何度も何度もお礼を言ったそうです。
今、世の中はあまりにも温かい心をどこかに置き忘れてきたという気がします。
相手を思いやる心があれば、相手の心がわかり、同じ気持ちになれると思うのです。
少しだけの思いやりからスタートしませんか...
林住職は、医療関係者たちと毎月一回、一年間勉強会をしたことがあるそうだ。
その何回目かの時に、寺本さんという看護士のカリスマ的存在の方を講師に招いたそうです。
そして、講演が終わり聴衆者から質問を受け付けました。
一人の若い女性が手を挙げました。
指名されると、その女性は
「私も看護士です。
でも、今は休職をしています。
その理由は、ある若い女性の患者さんが乳がんで亡くなられたときに、小さな子どもが二人いて、その母親にしがみついて泣きじゃくる様子を見て、思わずその二人の子どもを抱きしめて、いっしょに泣いてしまったのです。
それから、さまざまな指示が飛んできたのですが、私はそのまま泣きじゃくってしまい、その指示をこなすことができませんでした。
あとから、医師や先輩から『おまえは看護士にはむいていない。指示通り動けないならやめてしまえ』と罵倒され、自信を喪失してしまい、休職してしまいました。
私は看護士にはむいていないのでしょうか」と。
林住職は、寺本さんがどう応えるのか、会場の一番後ろで聴いていたそうです。
寺本さんは優しい声で、
「その時に泣けない人は、看護士にはむいていないし、なってはいけないのだと思います。
私もいつも泣いていました。
指示通り動けなかったのは単に経験不足ということだけです。
経験を積めば、泣きながら指示通り動けるようになります。
どうか、いつまでも、いっしょに泣いてあげれる心を忘れないで下さい。
本当に大事なことですよ」
質問した女性は泣きながら何度も何度もお礼を言ったそうです。
今、世の中はあまりにも温かい心をどこかに置き忘れてきたという気がします。
相手を思いやる心があれば、相手の心がわかり、同じ気持ちになれると思うのです。
少しだけの思いやりからスタートしませんか...