走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

ル・コルビュジェ展

2010年06月06日 22時27分26秒 | おもしろい
 今、愛媛県立美術館(http://www.ehime-art.jp/)でル・コルビュジェ展が7月11日まで開催されています。
友人に進められて今日この展示を観にいきました。
1930年代に世界の都市計画に影響を与えたということです。
 都市づくりにも明確なコンセプトをもって造ていく必要性について学びました。
愛媛県立美術館のホームページに同展示の紹介がありましたので引用させていただきます。
 まちづくりの勉強をしたい方は、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょう。

スイス生まれ。
本名はシャルル=エドゥアール・ジャンネレ。
スイスの美術学校で彫刻、絵画、建築を学ぶ。
1917年にパリに移り、1912年からラ・ショー=ド=フォン芸術学校で教鞭をとる。
1920年に雑誌「レスプリ・ヌーヴォー」を創刊。
1922年に設計事務所を開設する。
1928年に設立されたCIAM(近代建築国際会議)の中心メンバーとして活躍。
生涯にわたり建築や家具デザイン、絵画、彫刻、都市計画など幅広い分野において多彩な才能を発揮した。
主な作品には「サヴォワ邸」や「ロンシャンの礼拝堂」がある。
日本では上野の「国立西洋美術館」が唯一の作品。

 ル・コルビュジエは近代合理主義をモダニズムに昇華させた20世紀建築史に残る巨匠です。
ミース・ファン・デル・ローエ、フランク・ロイド・ライトらと共に近代建築の3大巨匠の1人と称されています。
鉄筋コンクリート造で装飾を抑制したデザインは、機能美溢れるインターナショナルスタイルとして普遍的価値をもたらしました。
都市計画では、機能性とともに人間中心の思想をさらに推し進めました。
健康な暮らしのためには、「太陽、空間、緑」が不可欠として「輝く都市」を提唱。
高層ビルと高速道路のネットワークで都市機能を高める一方でオープンスペースの緑地化、歩車道の分離、歴史建造物の保存を両立させ、誰にとっても快適な都市環境づくりをめざしたのです。
ル・コルビュジエの思想は1933年開催されたCIAM(近代建築国際会議)で「アテネ憲章」として採択され、各国の都市計画に大きな影響をもたらしました。
 時が流れても都市の健康が重要なテーマであることに変わりありません。
WHO(世界保健機構)は「健康都市」を提唱し医療・福祉分野に限らず、さまざまな領域の人々が地域をあげて連携し、社会と経済の健康水準を高めることを推奨しています。
都市環境がいかに変貌を遂げようとも、人間中心の思想は普遍なのです。
本展ではル・コルビュジエの都市計画を中心に総合芸術としての足跡を辿り、その業績を継承する日本、特に愛媛のモダニズム建築を紹介します。
そしてル・コルビュジエの遺産を「健康都市」の視点で未来に引き継ぐべく、展示や関連イベント、講演等を通して過去から未来への都市環境を展望します。