林住職の講話第六弾。
ある中学校の二年生の男子が放課後、野球部の練習中に心臓発作で倒れて救急車で運ばれたが、そのまま帰らぬ人となった。
葬儀の日、その中学二年生全員が葬儀に参列したいと校長先生に申し出た。
しかし、校長先生は「学生の本分は勉強である」とこれを拒否したという。
それに反発して、二年生全員が体育館に座り込み、最終的には校長先生が代表九人だけが参列することで折り合いをつけた。
その話を聴いた亡くなられた生徒のご両親は、葬儀を遅らせ、霊柩車が正午にその中学校の校門の前に着くようにされたそうである。
そして、霊柩車が校門前に着くと、二年生全員が食事も取らず、その霊柩車を取り巻き、号泣したというのである。
もう一つの話は、車椅子の少年が普通の学校にいきたいと希望した。
そして、この少年には素敵な友達がたくさんいた。
小学校、中学校へとその少年は心優しい友達の手を借りて、無事、9年間通学できた。
しかし、卒業式の前の日、少年は風邪を引いてしまった。
少年は、卒業式の当日、迎えに来た友達に「君たちのおかげで僕は卒業することができた。卒業式には出れないけれど、後悔はないよ」と言ったという。
その話を聴いた友達は、そのまま少年を残して卒業式に行った。
お昼に少年の自宅のチャイムが鳴った。
今日はお父さんが早帰りすると言っていたので、お父さんが帰って来たんだと思いながら、お母さんがドアを開けると、少年が通った中学校の校長先生が立っていた。
その傍らには、担任や教科担当の先生方、そして少年の世話をしてきた友達がいた。
校長先生は、「大変失礼とは思ったのですが、どうしても卒業式をあげさせたくて押しかけてきました。部屋で卒業式をさせていただけませんか」と
林住職は、この二人の校長先生を比較するために、この話をしたわけではないといいます。
なぜなら、見方によっては前者の校長先生も、後者の校長先生も、どちらも正しく、どちらもどうかなという評価ができるからです。
林住職が言いたかったのは、その校長先生の行動や言動を見て、子どもたちの未来がどう変るかということです。
人の一生は長いようで、短いものです。
大事なのは、いかに素敵な出会いにめぐり合うかで、その後の生き方が豊かになるかどうか決まるというのです。
私たちは、人から影響を受けるだけでなく、影響を与える側でもあるということです。
このことを肝に銘じなければなりません。
日々の何気ない行動や言動が、気がつかない間に相手に多大な影響を与えてしまうということを。
自分の過去を振り返ると、後悔の連続です。
まだまだ未熟です。
もっともっと精進しなければならないと反省と決意をしました。
ある中学校の二年生の男子が放課後、野球部の練習中に心臓発作で倒れて救急車で運ばれたが、そのまま帰らぬ人となった。
葬儀の日、その中学二年生全員が葬儀に参列したいと校長先生に申し出た。
しかし、校長先生は「学生の本分は勉強である」とこれを拒否したという。
それに反発して、二年生全員が体育館に座り込み、最終的には校長先生が代表九人だけが参列することで折り合いをつけた。
その話を聴いた亡くなられた生徒のご両親は、葬儀を遅らせ、霊柩車が正午にその中学校の校門の前に着くようにされたそうである。
そして、霊柩車が校門前に着くと、二年生全員が食事も取らず、その霊柩車を取り巻き、号泣したというのである。
もう一つの話は、車椅子の少年が普通の学校にいきたいと希望した。
そして、この少年には素敵な友達がたくさんいた。
小学校、中学校へとその少年は心優しい友達の手を借りて、無事、9年間通学できた。
しかし、卒業式の前の日、少年は風邪を引いてしまった。
少年は、卒業式の当日、迎えに来た友達に「君たちのおかげで僕は卒業することができた。卒業式には出れないけれど、後悔はないよ」と言ったという。
その話を聴いた友達は、そのまま少年を残して卒業式に行った。
お昼に少年の自宅のチャイムが鳴った。
今日はお父さんが早帰りすると言っていたので、お父さんが帰って来たんだと思いながら、お母さんがドアを開けると、少年が通った中学校の校長先生が立っていた。
その傍らには、担任や教科担当の先生方、そして少年の世話をしてきた友達がいた。
校長先生は、「大変失礼とは思ったのですが、どうしても卒業式をあげさせたくて押しかけてきました。部屋で卒業式をさせていただけませんか」と
林住職は、この二人の校長先生を比較するために、この話をしたわけではないといいます。
なぜなら、見方によっては前者の校長先生も、後者の校長先生も、どちらも正しく、どちらもどうかなという評価ができるからです。
林住職が言いたかったのは、その校長先生の行動や言動を見て、子どもたちの未来がどう変るかということです。
人の一生は長いようで、短いものです。
大事なのは、いかに素敵な出会いにめぐり合うかで、その後の生き方が豊かになるかどうか決まるというのです。
私たちは、人から影響を受けるだけでなく、影響を与える側でもあるということです。
このことを肝に銘じなければなりません。
日々の何気ない行動や言動が、気がつかない間に相手に多大な影響を与えてしまうということを。
自分の過去を振り返ると、後悔の連続です。
まだまだ未熟です。
もっともっと精進しなければならないと反省と決意をしました。