トンサンの別荘

初代iMacが壊れ、本宅「マック鈴木家へようこそ」が更新できなくなったので、2010年9月27日よりこちらで情報発信。

SONYカセットコーダー TCM-400の修理は、ついにギブアップ! (×ω×)

2017年04月06日 00時00分01秒 | 工作

4月5日(水) 晴れのち曇り

一昨日近所の人から預かったSONYのテープレコーダーTCM-400。 
昨日・今日と修理を試みたのだが・・・



再生速度が速くなってしまうと言う。


まずはバッテリーチェックから。


ふたつの充電池の容量は十分。



市販のテープを再生して見る。




傾けると速度が変わる。
なんだろう?

ケースを外そうとしたが、どこのビスを外すんだっけ?



あ、この3ヶ所も外すのだった。



傾けるとスピードが変わる原因は、見ていても分からない。



とりあえず内部のほこりをきれいにしよう。



あ、スプリングが落ちてきた。これはどこにあったやつだ?
カメラを再生して見る。
ふたつ前の写真で白い大きなギヤの真ん中に入っていたスプリングだということが分かった。



キャプスタンのゴムベルトを外して、アルコールで拭く。
そろそろ経年変化がはっきりしてきた。伸ばした時の戻りが悪い。



回転部分をすべてアルコールで拭く。



ケースも拭く。前面パネルにプリント基板がついている。
2倍速スイッチや、LED、スピーカー、マイクなどにつながって、フレキを通って本体側のプリント基板とつながる。



ほこりを取るのに使ったのは、絵筆と綿棒。




元通りに組み立てる。


充電池を入れて再生テスト。
あれっ? 電源が入らない。


なぜ? 原因を調べるためにもう一度分解する。




あ、これだっ! 基板についているスイッチのレバーの部分が折れている。



組み立てる時にひっかけて折ってしまったらしい。これはもう直らないな。


左がPAUSE(ポーズ)なので、右にする。電源は入った。


電源は入ったが、テープが回らない。
もう一度分解する。



あっ、ケースを止める時、線材をはさんで切ってしまっていた。



線材を修復する。



ところが電源ランプはついてもテープは回らない。
変だな、今線材の断線を直したのに。


3たび分解する。


あ、モーターへの線が切れている。



あれ、黒い線も。
これじゃあ、どちらがどちらにはんだ付けすればいいのかわからない。
ネットで調べよう。



こうなっていた。はんだ付けはなかなかやりにくい。



えーっ、今度は録音と再生の両方のLEDが点いているよ。再生にしているのに・・・


4度目分解。


あーっ、また黒い線がはんだ付け部分で切れている。今切れたのか、組立時に切れたのか。



あれ、白いギヤのところのスプリングが無くなっているぞ。



あ、今度は赤い線が断線だ。もう新しい線に替えよう。



スプリングは床に落ちていた。



赤い線は交換した。


組み立ててテストしよう。




あれ、高速で回る。最初の時とは違う動きだ。

5度目の分解。


なんだ。フレキの差し込み忘れじゃないか。ドジだなぁ。


組み立て直してテスト。



やっぱり早く回るし、最初の時よりももっと悪くなった。

おかしいと思ったら・・・


テープが中でたるんでいた。

このテープレコーダーはもうお手上げだな。
修理はあきらめてもらおう。
今まで根性で直してきたテープレコーダーだが。


2015年10月20日 
SONYカセットコーダー TCM-400 は修理できなかった。

2015年10月21日 SONYカセットコーダーをもう一度分解してみた。

2015年10月23日 SONYカセットコーダーの再生できない原因が分かった。

2015年10月25日 根性で直したSONYカセットコーダー。


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2 コメント

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故障の原因は・・・ (Tak)
2021-05-24 01:42:19
白い大きいギヤは二枚のギヤがクラッチ状に合わさっていて、本来は樹脂製のワッシャーリングがスプリングを抑えていますが、そのリングが外れて、押さえが効かなくなる故障でしょう。

これを修理するのは、しろうとにはほぼ無理なようです。

参考:SONY 2001年 カセットウォークマン WM-GX400の故障原因と対策(Youtube)15:23頃
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あ、そうだったんですね。 (トンサン)
2021-05-24 09:04:50
Naoyuki氏の動画を見てよくわかりました。
だからバネが落ちて来ちゃったんですね。
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