ゆうべ食ったものさえ思い出せない。
東京のママの家に住んでいた頃は、
毎年今頃になると、家族三人で、銀座のデパートの飾りつけとか、
東京駅のあたりのイルミネーションを見に行ったものでした。
そして、お古のデジカメをもらったみんみが、
ママを連れてあちこちのクリスマスツリーの写真を
撮り集めに行ってる間に、父ちゃんはこっそり
プレゼントを買いもとめ、コートのポッケに忍ばせます。
そういう日には、ママも財布のひもを緩めて、
ちょっと気の利いた洋食屋さんに連れてって
くれたっけなあ……。
というようなクリスマスシーズンの思い出を、
切れかかってチラチラまたたく蛍光灯の、
いやなイルミネーションの台所で、
大根の葉っぱのゴマ油炒めと共にかみしめる父ちゃんです。
サンタさん、かわいそうな父ちゃんにも
少しだけ幸せを運んでください。
プレゼントは「サンダーバード」のDVDがいいです。
(ブックオフで税込み23000円です)
父ちゃん達は、ニャンチーム。
車に轢かれて、へそから下が動かせなくなった
我が家のチームリーダーももちゃん。
へそから下は寒さも感じないらしく、
こたつに入るときも、「頭かくして尻隠さず」です。
頭を強く打ったせいで、しばらくの間
借りてきた猫状態だったんですが、
最近はいろいろ思い出してきたらしく、
「手にのせないとご飯食べにゃい」
とか、
「お水は、風呂場のヤツがにょみたい」
とかの、わがままが復活しました。
でも、
父ちゃんの布団があったまった頃を見計らって
寝室にやって来て、頭だけ突っ込んで寝るのだけは
かんべんしてください。
父ちゃんの顔の横に、おしっこタプタプのオムツ
というのは反則! 即退場ですよ。