とうちゃんはどんな選挙があっても
めったに投票行かないんですよ。
あんなもんあかの他人の就職活動
だと思ってて、無職のおやじが時間
割いて出向くなら、投票場より職安です。
そもそも、明日のコトなんか知ったこっちゃねえ
っていうほどの年齢に達したおじいさんの政治家が、
未来の日本を左右する立場にいるっていうこと
自体がヘンなのに、老人の一票も若者の一票も
同じ価値。
これじゃあ圧倒的に高齢化したこの国で、世代間の
不公平は埋まりっこないですよ。
ほんで、あらゆる要素を勘案し、熟考に熟考を重ねた
一票も、馬鹿が気まぐれに投じた一票も同じ価値って
いう仕組みなんだからもう絶望的ですよ。
とうちゃんね、投票率の低さを問題視する事の
危険さってのがあると思ってるんですよ。
学がないおやじの妄言だから、鼻で笑いながら
聞いてもらえると気が楽なんですけど、
人が100人いたとしますよね、その中に、
国際問題、環境問題、政治経済その他もろもろ、
バランスよく関心持って自分の意見を言える人が
何人いますか?
具体的にイメージしてみるためにとうちゃんは良く
田舎の同級生を想い出すんですよ。
とうちゃんの学年は男女合わせて100人弱だったん
ですけど、今、学級委員長さんとかやってた子
5、6人の顔が浮かびました。
とうちゃんの田舎は、特有の風土病で馬鹿だらけとか
ってわけでもないですから、どの地域でも
せいぜいそんなもんじゃないですかね。
理想を言えば、みんなが政治に関心を持って、
その結果投票率が上がるのが望ましいんでしょう
けど、どう頑張ったって身のまわり10メートルくらい
のことまでしか理解できない人がいるんですよ。
犬のうんこに花火さして喜んでる同級生の顔が
20人分くらい浮かびます。
まんなかで笑ってんのがとうちゃんですね。
投票に行く事、投票率を上げることを目標に
して、無理やり動員してはならないメンバーです。
民主主義って、大勢の馬鹿も混ぜて成り立たせよう
と思ったら馬鹿万歳主義になっちゃいませんか?
世間にある投票率の低さを嘆く声ってのは、
現行の政治に不満のある人が、みんなで
投票に行けば状況を変えられるという、
根拠の乏しい思い込み、儚い希望の現れだという
側面もあるように思いますし、
万が一、投票率100%の選挙で勝たせちゃったら、
為政者に対して、日本国民の総意なんだから
ナニやったってオッケーだよね。っていう
むやみな自信と言い訳をくれてやるような
もんじゃないですか。
そういうようなわけで、とうちゃんはむしろ、
次の選挙で完全に状況をひっくり返せる数の
サイレントマジョリティーの一員として、
現政権に対して無言の圧力をかける為、
投票という手段を積極的に放棄していたわけです。
行くのめんどうだし。
そんなとうちゃんの、めんどくさがり人生での
数少ない投票のうちのひとつが、2016年の、
ママに強制的に行かされた都知事選です。
その時、とうちゃんはよく考えもしないで
小池さん選んじゃったんですよ。
すンごく反省しています。
ばかなんだから行かないを貫けばよかった。
行くなら行くで、よーく調べて考えるべきだった。
小池さんを退場させることは、あの選挙で投票した
者の責務だと思います。
(あの時俺はマック赤坂に入れたんだ。
というような言い逃れはすべきではありません。
多数決で出た結果に従うというルールで行動した
結果なのですから同罪です)
なので、今度の都知事選だけは、よく考えて
投票に行こうと決めました。
出馬表明した中で気になってるのは
石丸伸二さんという、今現在、広島県
安芸高田市の市長を務めてる人なん
ですけど、まだ知らない人はぜひYoutube
覗いて見てください。
よろしくお願いします。