ここ何年かで、親戚づきあいの規模縮小が進んだのと、
町内会の取り決めが変わったことなどが重なり、
お盆のお客さんが極端に少なくなりましが、
来てくれる7~8軒の人達の中には、
お金を包んだ他に、お菓子や果物などおみやげを
持ってきてくれる人もいるので、食い意地の張ったばあちゃんは
ごきげんです。
今朝、お仏壇の前に積みあがったお菓子のなかに、
記名のないのし紙が貼りついた
クッキー(野性のカンによる推測)を発見しました。
誰が置いて行ってくれたものなのか見当がつきません。
くれた人は、
「あんたは貧乏なんだから、お線香あげに行くときには
これをそのまま使いなさい」
という心づかいなのでしょう。
優しさが痛いほど胸にしみます。
父ちゃんは、お盆の前半を留守番に徹し、今日あたりからいただいた
お金をそっくり使いまわして、お線香をあげて回ろうと思ってたんですね。
おみやげをくれた家には、近所のスーパーで見つけておいた
漬物のセットを買って行こうとも決めてました。
でも、クッキーをくれたのが誰なのかわからないという事は、
来てくれた人全員に可能性があるわけなので、
手ブラで行ける家は一軒もない!!
っちゅー事になってしまったというわけです。
お心づかいは痛く胸にしみ、家計をいたく締め付けてくださいました。
追記
一昨年、母方の親戚二軒からの、「お付き合いの簡素化」という提案を受け、
お盆やお彼岸にお互いの家を行ったり来たりするのを取りやめました。
また、去年の町内会義で、「お祝い」や「お見舞い」を省略するという取り決めが出来たのをきっかけに、
町内に2軒ある父方の(遠い)親戚と、血縁関係はないんだけれど親戚づきあいをしてもらっているというお宅1軒との間に、
「これからは、普通の近所付き合いでやって行きましょう」という相談がまとまりました。
この状況を、あっさり説明するために書いた文章のつもりでしたが、
書き方がへたくそで、群馬のお盆は大変面倒くさそうだという誤解を生んでしまったようです。大変失礼いたしました。
我が家は、異常にお人よしの両親がお店を経営していたせいで、
お得意様など親戚以外の方が、お線香をあげに来てくれるという事も珍しくはありませんが、
群馬県内全域に、町内会所属の全世帯がお互いに訪問し合い、
お線香をあげて回るといったような、珍奇な取り決めがあるわけではありません。
群馬県は良いところです。
面倒な近所付き合いを極力避け、のんきな老後の暮らしを
楽しみたいという方は、ぜひ父ちゃんの町内へどうぞ。
今なら父ちゃん家の隣の立派な空き家が、
チョー格安で売りに出てますよ。
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へぇ~血縁じゃなくても近所のおうちをお供えもって仏さんにお線香あげるって風習があるってこと?
お盆はずっと留守にでけへんのや。
自分もお参りに行くんやもんなーへぇー
昔は、ひっきりなしに人が出入りしてた印象があったんで、
「おもわず」書いちゃったけど…。
ま、留守にできないのは確かな話ですよ。
父ちゃんは、職業が「るすばん」だから、いいんだけどね。
我が家では先日から実家の父のも一緒に祀っていますが、今年は長男が諫早で、お盆に帰れないと言うので家族と一緒に行ってきました。
私だけ12日に帰阪しましたが、お寺のご住職は家族と16日まであちらで過ごしてきても良いよと言って下さいました。ご住職の考え方にも寄るんですね。
関東、関西、その地方に寄っても風習が違うでしょうが、昔は年寄りは家に居ましたから、彼岸も祥月命日なども、お盆の留守も守ることできたんですね。
しかし、、そちらの風習はちょっと大変ですね(*_*)
申し訳ありません。
詳しい状況説明を追記しました。
ご一読お願いいたします。
とーちゃんさんのお家は、とてもあったかいお付き合いをなさっていたことがよく分かりました。
私の地元は、名高い?だんじり祭の町ですが、主人の実家では兄弟7人の内男が5人で、みんなだんじり大好きで大人になって結婚して子供ができても、義母が健在の頃は実家に来る。見物に来る子供たちは自分の友人も連れてくる。食卓にお祭りのお料理が並んでいて、家人も面識ない若者が並んで食事していたこともあったそうです(笑)
兄嫁さんはよくやってくれたと思います。私どもは長兄宅と近いので遠慮しましたが、そういう煩わしいけど和やかな交流も少なくなりました。
父ちゃんは、和やかな交流というのに気づかず、ただただわずらわしいのが嫌で、30歳の時に上京しました。
都内で2~3度引っ越しましたが、それぞれのアパートのご近所さんにずいぶん親切にして頂き、
気がつくと田舎暮らしと変わりなくなっちゃってて……。
結局、めんどくさい近所付き合いを自分から求めていたように思います。
根っからの田舎者なんですね。
時々ブログにコメントいただけるくらいの今の生活は結構気に入ってます。
これからもよろしくお願いいたします。