とうちゃんは頭がつるぴかで、
ナニを着ても似合わないので
着る物には無頓着です。
まとめ買いした黒か白のTシャツを、
かわりばんこに着まわしてるんですが、
この夏買い足さずに済ませてしまった
せいで、手持ちのシャツほぼすべてが
首のまわりくたくたになってしまいました。
で、昨日みんみの学校の文化祭だったんですよ。
シャツ買っとけばよかったかなぁとか思いながら、
積み上げたシャツの中から、黒が一番くっきり
したヤツを抜き取って袖を通すと、これが意外に
いい感じで、首のとこなんかピシッと決まってて
いい気持ち。
奇跡的に残ってた首のまわりのダレてないシャツ
を着てバス停に向かいます。
知らず知らずのうちに背筋もしゃんとしてきますよ。
年頃の娘の父ですからね。
いろんなところに気を使うワケです。
で、バス停の前が畳屋さんなんですけど、そこんちの
大きなガラスに映った自分の姿がちょっと変だった
んですよ。
「あれ?」って思ってよく見たら
シャツがうしろまえ。
(シャツの首のまわりって、背中の方が浅いですからね、
のどのあたりに当たるせいで、ピシッとしてる気がしたんですね。
こりゃまいった。)
2分前までモデルさんみたいに胸張って、後ろ前に着るの
流行らせるつもりか?ってくらいに堂々と歩いてましたからね。
期せずしてファッションリーダーになってしまうところでした。
もうお父ちゃんってゆーよりお爺ちゃんて歳ですからね。