ドイツ軍について色々書いてきたので、ドイツ軍といえば電撃戦。電撃戦の主役といえば戦車というとで、ドイツ軍の戦車について書いてみようと思います。
ドイツ軍は電撃戦でフランス軍をあっという間に粉砕してしまったので、ドイツ軍の戦車はフランス軍の戦車と比べてよほど優秀だったのではないかと思われるかもしれません。
ところが、一定の距離をとってドイツ軍の戦車とフランス軍の戦車が撃ちあったら、フランス軍の戦車はドイツ軍戦車の砲弾を跳ね返してしまうのに、ドイツ軍の戦車はフランス軍の戦車に撃破されてしまうことになるという話です。つまりフランス軍の戦車の方が硬いということです。しかも台数的にもフランス軍の方が多かったと言います。
では何故にあのように簡単にフランス軍がやられてしまったのか。戦車の運用方法に違いがあったということになるのだと思います。フランス軍は戦車を歩兵部隊の支援のために各部隊にばらまいてしまい、歩兵のスピードに戦車が合わせるという考え方です。
それに対してドイツ軍は戦車のスピードに歩兵が合わせる。つまり戦車と同じように走る乗り物に歩兵を乗せるということです。しかも、戦車部隊を集めてまとめて運用したということです。さらに、戦車部隊がフランス軍の戦線を突破したら、そのままの勢いでフランス軍の司令部など後方の拠点を粉砕してしまい、フランス軍部隊は指揮命令が混乱してしまって役に立たなくなってしまったというわけです。
それに加えて、ドイツ軍戦車のうち小型なものは別として、三号戦車や四号戦車は操縦手、無線手、砲手、装填手、車長と五人が役割り分担したのに対して、フランス軍戦車は砲塔が狭くて車長が砲手を兼ねるといったように車長としての役割に徹しきれなかったという点があります。
また、ドイツ軍戦車には無線が積まれていて隊長の戦車などとコミュニケーションがとれたのですが、フランス軍戦車には無線があまり装備されていなかったようです。
そんなわけで、まともに撃ちあったらフランス軍戦車の方が有利だったのにもかかわらず、敗れ去ってしまったというわけです。
ところが、戦争も後半になつてくると、ドイツ軍にはティーガーやパンターという戦車が登場してきました。ティーガーの88mm砲、パンターの長砲身の75mm砲は強力で、連合軍の戦車をアウトレンジできました。従って戦車戦は有利になるのではと思われるわけですが、アメリカ軍のシャーマンやソ連のT-34は数万両が生産されました。ところが、無敵のテイーガーは千数百両しか生産できませんでした。いくら優秀でも数がこうもかけ離れてしまったら、とても勝つことはできなかったわけです。
ところで、現在のドイツ軍のレオパルド2という戦車は、西側の第三世代を代表する戦車で、120mm滑腔砲による攻撃力、複合装甲による防護力、1500馬力のディーゼルエンジンによる機動力の三点がそろった戦車でイギリスやフランスなど自国で戦車を開発している国家以外では、NATOの標準戦車みたいなベストセラーの戦車です。開発されてからも色々改良されているようで、現在でもトップの性能をもつ戦車です。
そんなわけで、戦車といえばドイツという感じになっているようです。
ドイツ軍は電撃戦でフランス軍をあっという間に粉砕してしまったので、ドイツ軍の戦車はフランス軍の戦車と比べてよほど優秀だったのではないかと思われるかもしれません。
ところが、一定の距離をとってドイツ軍の戦車とフランス軍の戦車が撃ちあったら、フランス軍の戦車はドイツ軍戦車の砲弾を跳ね返してしまうのに、ドイツ軍の戦車はフランス軍の戦車に撃破されてしまうことになるという話です。つまりフランス軍の戦車の方が硬いということです。しかも台数的にもフランス軍の方が多かったと言います。
では何故にあのように簡単にフランス軍がやられてしまったのか。戦車の運用方法に違いがあったということになるのだと思います。フランス軍は戦車を歩兵部隊の支援のために各部隊にばらまいてしまい、歩兵のスピードに戦車が合わせるという考え方です。
それに対してドイツ軍は戦車のスピードに歩兵が合わせる。つまり戦車と同じように走る乗り物に歩兵を乗せるということです。しかも、戦車部隊を集めてまとめて運用したということです。さらに、戦車部隊がフランス軍の戦線を突破したら、そのままの勢いでフランス軍の司令部など後方の拠点を粉砕してしまい、フランス軍部隊は指揮命令が混乱してしまって役に立たなくなってしまったというわけです。
それに加えて、ドイツ軍戦車のうち小型なものは別として、三号戦車や四号戦車は操縦手、無線手、砲手、装填手、車長と五人が役割り分担したのに対して、フランス軍戦車は砲塔が狭くて車長が砲手を兼ねるといったように車長としての役割に徹しきれなかったという点があります。
また、ドイツ軍戦車には無線が積まれていて隊長の戦車などとコミュニケーションがとれたのですが、フランス軍戦車には無線があまり装備されていなかったようです。
そんなわけで、まともに撃ちあったらフランス軍戦車の方が有利だったのにもかかわらず、敗れ去ってしまったというわけです。
ところが、戦争も後半になつてくると、ドイツ軍にはティーガーやパンターという戦車が登場してきました。ティーガーの88mm砲、パンターの長砲身の75mm砲は強力で、連合軍の戦車をアウトレンジできました。従って戦車戦は有利になるのではと思われるわけですが、アメリカ軍のシャーマンやソ連のT-34は数万両が生産されました。ところが、無敵のテイーガーは千数百両しか生産できませんでした。いくら優秀でも数がこうもかけ離れてしまったら、とても勝つことはできなかったわけです。
ところで、現在のドイツ軍のレオパルド2という戦車は、西側の第三世代を代表する戦車で、120mm滑腔砲による攻撃力、複合装甲による防護力、1500馬力のディーゼルエンジンによる機動力の三点がそろった戦車でイギリスやフランスなど自国で戦車を開発している国家以外では、NATOの標準戦車みたいなベストセラーの戦車です。開発されてからも色々改良されているようで、現在でもトップの性能をもつ戦車です。
そんなわけで、戦車といえばドイツという感じになっているようです。
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