昨日、ドイツ空軍のそらのことについて書きました。わざわざそらのことと書いたのは、空軍を支配したヘルマン・ゲーリングが空にかかわるものは、すべて空軍の所管とするといことにさせてしまったためです。
アメリカにしろイギリス、日本では海軍が海軍独自の航空部隊をもっていました。ところがドイツでは空にかかわるものはすべて空軍ですから、ドイツ海軍の艦艇に積む航空機は空軍の所管となったのです。ドイツ海軍でもグラーフ・ツェッペリンという航空母艦を建造し始めたのですが、途中で建造中止になってしまいましたが、その航空母艦に搭載する戦闘機や爆撃機は空軍の所管でした。実際に戦闘機にBf109Tというタイプが生産されましたが、空母が建造中止となったため空軍が使用しました。実際、ドイツ海軍の戦艦や巡洋艦に搭載された水上機は空軍の所管でした。
それから、そらにかかわるものに落下傘部隊やグライダー部隊があります。アメリカやイギリスでは陸軍の部隊でした。日本では陸軍と海軍とかそれぞれ別個に落下傘部隊をもっていました。日本軍の場合も一本化すれば無駄がはぶけるのにと思うのですが、陸軍と海軍は仲が悪いので、それぞれが部隊を編制したわけです。ついでに、日本の海軍と陸軍では同じような目的の戦闘機などなどをそれぞれが別個に開発して生産していて、共通化して開発しようなんてことは一切考えないという、国力が乏しいのに無駄なことをしていました。
ということで、ドイツ軍の落下傘部隊やグライダー部隊は空軍の所管で降下猟兵と呼ばれました。軍装や装備が落下傘降下に適するようにしたこともあり、ヘルメットとかスモックとか独特のものがあります。
実際にフランス侵攻時にも落下傘降下をしていますし、降下猟兵が最大規模で投入されたのが、クレタ島の攻略作戦でした。降下部隊は装備できる武器が限られますので、最終的にはクレタ島を占領したのですが被害も甚大で、それ以降は大規模な降下作戦は行われませんでした。そして降下猟兵は歩兵として各戦線に投入されましたが、錬度や戦意も高く緑色の悪魔として恐れられました。
ここまではそらにかかわるので、まあ良いかと思うのですが、なんとヘルマン・ゲーリング装甲師団という部隊を空軍がもっていまして、イタリア戦線や東部戦線に投入されています。何故に空軍が装甲師団をもつことになったのかは、私もその事情を知らないのですが、ヒムラーの武装親衛隊に対抗して空軍でも装甲師団をゲーリングの見栄で作ったんじゃないかと想像しています。
その他、空軍野戦師団というのも編制されたのですが、装備も劣弱、錬度も士気も低くて役に立ったという話は聞いたことがありません。
ということで、ドイツ空軍について書いてみました。明日は海軍について書いてみたいと思います。
アメリカにしろイギリス、日本では海軍が海軍独自の航空部隊をもっていました。ところがドイツでは空にかかわるものはすべて空軍ですから、ドイツ海軍の艦艇に積む航空機は空軍の所管となったのです。ドイツ海軍でもグラーフ・ツェッペリンという航空母艦を建造し始めたのですが、途中で建造中止になってしまいましたが、その航空母艦に搭載する戦闘機や爆撃機は空軍の所管でした。実際に戦闘機にBf109Tというタイプが生産されましたが、空母が建造中止となったため空軍が使用しました。実際、ドイツ海軍の戦艦や巡洋艦に搭載された水上機は空軍の所管でした。
それから、そらにかかわるものに落下傘部隊やグライダー部隊があります。アメリカやイギリスでは陸軍の部隊でした。日本では陸軍と海軍とかそれぞれ別個に落下傘部隊をもっていました。日本軍の場合も一本化すれば無駄がはぶけるのにと思うのですが、陸軍と海軍は仲が悪いので、それぞれが部隊を編制したわけです。ついでに、日本の海軍と陸軍では同じような目的の戦闘機などなどをそれぞれが別個に開発して生産していて、共通化して開発しようなんてことは一切考えないという、国力が乏しいのに無駄なことをしていました。
ということで、ドイツ軍の落下傘部隊やグライダー部隊は空軍の所管で降下猟兵と呼ばれました。軍装や装備が落下傘降下に適するようにしたこともあり、ヘルメットとかスモックとか独特のものがあります。
実際にフランス侵攻時にも落下傘降下をしていますし、降下猟兵が最大規模で投入されたのが、クレタ島の攻略作戦でした。降下部隊は装備できる武器が限られますので、最終的にはクレタ島を占領したのですが被害も甚大で、それ以降は大規模な降下作戦は行われませんでした。そして降下猟兵は歩兵として各戦線に投入されましたが、錬度や戦意も高く緑色の悪魔として恐れられました。
ここまではそらにかかわるので、まあ良いかと思うのですが、なんとヘルマン・ゲーリング装甲師団という部隊を空軍がもっていまして、イタリア戦線や東部戦線に投入されています。何故に空軍が装甲師団をもつことになったのかは、私もその事情を知らないのですが、ヒムラーの武装親衛隊に対抗して空軍でも装甲師団をゲーリングの見栄で作ったんじゃないかと想像しています。
その他、空軍野戦師団というのも編制されたのですが、装備も劣弱、錬度も士気も低くて役に立ったという話は聞いたことがありません。
ということで、ドイツ空軍について書いてみました。明日は海軍について書いてみたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます