雨の日曜日だった。
五月の雨に煙る風景は7年前のお遍路旅の道中で、ずっと見ていた。
湿潤な温帯モンスーン気候の列島を象徴する風景だろう。
文字通り水を潜り抜けたウェットな風景の中を毎日歩き続けた。
私たちが水の惑星の住人であることを身体の記憶として体感したロングトレイルだった。
その土地を知りたければ、自分の足の記憶として歩くことだ。
車のような目的地を繋ぐ点の移動は、身体の記憶として残らない。
地図上の起伏や川や植生を五感の記憶として刻みつける旅は、毎日の風景がとても新鮮だ。
雨の中を歩くお遍路さんの後ろ姿を見ていると、また歩きたくなった。
日曜日は、当初の予定では石鎚山の墓場尾根に咲くアケボノツツジだった。
週半ばの寒波で山頂周辺には霧氷がつき、アケボノの花芽がダメになったという頂上山荘の情報もあった。
でも数年前にも岩黒山周辺のアケボノが霧氷着氷で終わったと云われていたのに、
その後、綺麗に咲き揃ったという実例も見ている。
私たちが考える以上に植物は苛酷な環境を耐え抜き子孫を残すためのタクティックスに優れている。
予想通り、気温の上がった今週の石鎚山頂周辺ではアケボノツツジが一斉に花を咲かせたようだ。
また週末が楽しみになってきた。
話を戻して、雨の日曜日は近郊の里山風景を訪ねた。
以前から行きたかった泉谷の棚田と、その先にある小田深山の雨に煙る風景を。
masaさんを誘っての雨の撮影行でした。
小田深山の渓谷には、まだ西日本の渓流沿いに咲くツツジ、キシツツジが咲き残っていた。
五月雨を集めて流れる雨の渓流風景を堪能した。
泉谷の棚田も小田深山も訪れる人影をほとんど観ない日曜日でした。
私も泉谷の棚田へ行ってみました。
当初は石鎚へ行く予定が終日雨予報に、
雨に煙る棚田風景が目に浮かびました。
急遽、予定変更で針路を南に(笑)
内子の山中からそのまま小田深山の渓流と、
同行のmasaさんのおかげで、雨の風景を堪能しました。
鬼城さんも相変わらず凄い勢いで撮影行を楽しまれていますね。
東奔西走の毎日は健康のためにも最適。
週末の天候が回復傾向なので最後ノアケボノツツジに期待しています。
流れのある自然風景の切り取りは素晴らしい。
すーっと水の線が何とも言えない。
雨の中の撮影だったようですが、棚田などガスが出て幻想的です。
先日、南予地方の棚田に連れて行って貰いました。
昔の原風景が眼前に広がっていました。
徐々に活動再開ですね。
曙ツツジ、期待しています。
渓流釣りをされているのですね。
私は釣りはしないけれど、渓流釣りの題材にした文学をしばらく熱心に読んだ経験があります。
あの自然描写がたまらなく魅力的でした。
対象は違うけれど私たち風景写真愛好家と通じるものがあると思います。
またBlue Wing Oliveさんのブログ、訪問させていただきます。
コメントありがとうございました。
カメラやレンズを濡らさないように対策をして、色んな被写体を探してみましょう。
また週末も雨予報ですね。
もう少し天候の様子を待ってから連絡します。
墓場尾根のアケボノ、この暑さで週末まで持つか?心配です。
急斜面の棚田も見応えがあります。
よい写真を有り難うございます。
ございます!!小田深山は何回も通ってましたが、こんかいのような流れの表情やガストも水しぶきとも
わからない靄の中のモミジや川の流れは凄まじいもの
がありました。もう少し丁寧に撮影すればよかったと
反省中です。またよろしくお願いします!!