柿をもぐ竿の先なる夕日かな
(かきをもぐさおのさきなるゆうひかな)
夕日も竿も写っていませんが、イメージで。
吊るし柿の産地である故郷では、
柿もぎの作業が、大切な手伝いでした。
大木に登り、竿の先に挟んでもぐ作業です。
それを思い出しての一句です。
宿題の前の腕白秋果摘み
(しゅくだいのまえのわんぱくしゅうかつみ)
なつめの実です。
子どもの頃、近所のお宅にあったなつめの木、
学校から帰ると、よく摘ませていただいたものです。
それを思い出しての一句。
稲刈りや何やら猫のいそいそと
(いねかりやなにやらねこのいそいそと)
稲刈りは、農家にとって、一番忙しい作業。
猫の手も借りたい?? というわけでこの一句。