びいどろや長崎港の遠汽笛
(びいどろやながさきこうのとおきてき)
3年前のツイッター句に写真をつけました。
長崎での思い出。
びいどろや人生凹あり凸もあり
(びいどろやじんせいぺこありぽこもあり)
今回の2作は入院前にアップ予定だったものです。
つくづく、今回の入院で、人生の凹凸を思い知らされました。
入院中に詠んだ句と退院日の心境を詠んだ句をまとめました。
他にも詠みましたが、それらは追ってブログで。
美人医に釣らる入院囮鮎
看護師の薔薇のやうなる笑顔かな
一病の去りて一病羽抜鶏
抗癌剤治療の患者男梅雨
短夜の病室早やも寝しづもり
病床に荒梅雨知らず過ごしけり
颯爽と女医は去りけりラベンダー
荒梅雨の晴れ間大腸カメラかな
恋別れに似る退院やラベンダー
梅雨曇刻一刻の別れ朝
もう会ふことのなき人たちや五月雨るる
点滴をはずし退院更衣