心地良き風吹く夕や天花粉
(ここちよきかぜふくゆうやてんかふん)
3年前のつぶやき句に写真をつけました。
みどり児の尻ぷりぷりと天花粉
(みどりごのしりぷりぷりと天花粉)
7月中の写真俳句を デジブック と アルバム にまとめました。
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7月21日~31日のつぶやき句を32句にまとめました。
主婦たちの露台越しなる社交かな 喫煙の肩身の狭き露台かな
黄昏て明日を見ている露台かな 先見えぬ国に生きるやハンモック
ハンモック余生はどこへ振れるやら 地に足の着かぬ暮らしやハンモック
裸婦像の身を捩らせる大暑かな ソユーズの大暑の宇宙へ発ちにけり
大暑かな思ひあぐぬるロダン像 腕白の居並び冷やし西瓜かな
西瓜食むいがぐり頭居並びて 万智さんの食むや故郷の冷え西瓜
冷え西瓜会議の井戸は今はなく 君と食む今日は西瓜記念の日
野馬追や武将美学の兜印 忍法は葉隠れの術青蜥蜴
青蜥蜴思案の後に去りにけり 青蜥蜴つひにゴジラになりきれず
白装の笑みて手を振る女性なりき 白服にときめく通学バスなりき
白服の恋は告げずに終わりけり 白服の並ぶ写真のセピアかな
青東風や床屋で顔をつけ替えて 青東風て夫婦喧嘩を忘れけり
昼の蚊を叩き損ねし飛蚊症 昼の蚊や神も仏もあらずして
昼の蚊やレトロポスター残る街 乱鶯の包む比叡の読経かな
乱鶯の誘ふ故郷の山路かな 乱鶯や比叡の山にモネの池
青春の担ぐ神輿の重きかな 大神輿若い若いと担がれて