鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

大望

2016-05-23 15:30:46 | 写真俳句

大望はもとより有らず蝸牛

(たいもうはもとよりあらずかたつむり)

 蝸牛に失礼ですね。私のことです。

 

大望は空翔ぶその日揚羽の子

(たいもうはそらとぶそのひあげはのこ)

 空を飛ぶ・・・・人類の飽くなき夢ですね。

 

       5月11日~20日のつぶやき句を30句にまとめました。

       このところ、難しい季語が多くて、苦戦しています。

     おはようも憂げに卯の花曇りかな       出勤の足取り卯月曇かな

     沈黙があなたの答へ卯月雨          菜殻火や下肥匂ふ段畑

     菜殻火で一服点ける農夫かな         菜殻火で茶沸かす畑の小昼かな

     押し鮨にひと息入れる幕間かな        押し鮨や鯖街道のひと夜宿

     押し鮨や駅弁売りの名調子          順風に身を委ねたる川蜻蛉

     おはぐろの閉ぢる如くに友逝けり       そよ風に靡き閉ぢけり川蜻蛉

     ごきぶりや六十路亭主の厨事         山里の清きせせらぎ川蜻蛉

     凛と立ち日野に向かへる麦穂かな      トロトロと田舎のバスや麦の秋

     パラソルの下から覗く美脚かな        核といふ大パラソルの下にあり

     パラソルの手持無沙汰の待つ間かな      本能てふさだめ悲しき闘魚かな

     戦無き人の世たらむ闘魚かな         竜宮の守衛さながら闘魚かな

     こまどりや山ふところの学びの舎       こまどりやピッコロ高くヴィヴァルディ

     こまどりや幼女の歌のたどたどし       空広ぐ飛行機雲や浅き夏

     夏浅し居並ぶ猫の笑ひ顔           夏浅し伊根は静かな漁師町

     小満や急場しのぎの若作り          小満や老後資金は如何ほどに