鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

神の留守

2016-11-11 18:53:11 | 写真俳句

故郷の社の絵馬や神の旅

(ふるさとのやしろのえまやかみのたび)

 

神の留守守る気炎の阿形かな

(かみのるすまもるきえんのあぎょうかな)

 

溝喰の神の留守居の詣でかな

(みぞくいのかみのるすいのもうでかな)

当地の氏神、溝喰(みぞくい)神社です。

 

11月12日より数日留守にしますので、

引き続きコメント欄は閉じさせていただきます。

 

      11月1日~10日のつぶやき句を、30句にまとめました。

     鶏鳴に明ける丹波や秋の霜          秋霜や消えぬ昨日のわだかまり

     美山なる茅葺き里や秋の霜          絵馬堂の薄れる絵馬や末の秋

     漬物石になりし石臼末の秋           昔日に眠る唐箕や末の秋    

     地図になき道行き止まる花野かな       京都へと続く街道花野原

     凛と立つ越前富士や花野風          汚されし地球と言へど花野風

     豆柿とあだ名されけりがんばり屋       豆柿の大成ならず朽ちにけり

     豆柿の少子の里にたわわかな         ホルンの音響くアルプス牧閉す

     牧閉づや雲衣に隠る遠白嶺          牧閉づや鐘の音渡るツェルマット

     来し方の茫洋として大枯野           特急の過ぎし疾風芒散る

     一筋に貫く鉄路大枯野              九十九折を辿る峠路芒散る

     検診の朝の絶食冬に入る           立冬やいよいよ早き故郷の夜

     荒れ庭に一叢彩の小菊かな          病院の待ち合い飾る小菊かな

     白小菊暮らしの端に置かれけり        冬めくやふた月癒えず胃の痛み

     たどたどしきピアニカの音や冬星座      凍て星や父母奪はれし少年兵

     しらじらと佇つ自販機や冬の星         凍て星や愛の終りてまた生まれ