鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

山枯る

2016-01-19 16:55:54 | 写真俳句

人の世の生死抱きて枯山河

(ひとのよのせいしいだきてかれさんが)

葬儀が明けた、妻の故郷の風景。

 

来し方を思ふ彼方や山眠る

(こしかたをおもうかなたややまねむる)

 

一本の賑はひたらむ山枯るる

(いっぽんのにぎわいたらんやまねむる)

“枯木も山の賑わい”

その枯木の一本にでもなれるかな?という思いでの一句。

 



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たんと)
2016-01-19 20:54:07
人の世の切ない出来事ですね。
避けることのできない宿命でもあります。合掌。
返信する
Unknown (畦夢km)
2016-01-20 06:38:44
>人の世の生死抱きて枯山河
>来し方を思ふ彼方や山眠る
>一本の賑はひたらむ山枯るる

人の世の生死抱きて・・山は静かに人の世のことを
見ているのでしょうけどどう思っていることやら・・。
人も清濁の波にもまれながらひたすら命を繋いできているのでしょうけど・・。
お義母さんが亡くなられて寂しくなられましたね。合掌。
返信する
Unknown (太郎ママ)
2016-01-20 07:32:16
「人の世の生死抱きて枯山河」
「来し方を思ふ彼方や山眠る」
「一本の賑はひたらむ山枯るる」

人が一人この世を去るということは大変なことなのですね。
最後の花道とでもいうのでしょうか? 葬儀は心をこめて執り行いたいものです。
返信する
Unknown (陽だまり)
2016-01-20 08:24:18
鎌ちゃんさん おはようございます。

人の世の生死抱きて枯山河     鎌ちゃんさん 

枯山河とは巧い表現ですね
山河重たいことがですが、これに皆
詰まっている思いが多いですね。
この流れを見ていると色々ある人の世とダブリますね。

来し方を思ふ彼方や山眠る     鎌ちゃんさん

山も色々ありますが、偉大な方が眠りについたのですね。
私は気ままに生きているので、偉大とは程遠いものですが
罪滅ぼしに何かしないといけないです。(*^。^*)

一本の賑はひたらむ山枯るる    鎌ちゃんさん

“枯木も山の賑わい”
そうですね、枯れても枯様を見せている
木を見るとそれまでの生き様も見えるようです。

義母様、素敵な方だったようですね。
葬儀お疲れ様でした。



返信する
こんにちは (ポージィ)
2016-01-20 10:12:39
送別を迎えると人生について一層しみじみと感じ考えますね。
人も自然の一部と思ったり、そこからはみ出してしまった人類ならではの
切なさを感じたり、もっと具体的に自分の今後を考えたりもします。
 
枯れ木も山の賑わい その一本にでもなれるか?
鎌ちゃんは十分なっていらっしゃいます。枯れ木以上のものに。
返信する
Unknown (ひよどり)
2016-01-20 14:29:10
  来し方を思ふ彼方や山眠る 

「来し方」と「山眠る」の関係、達観しておられますね。
私などは高齢のくせに、「山眠る」とは参りません。
困ったものです。
返信する
Unknown (MONA)
2016-01-20 23:10:56
今はただ、寂しき思いでいっぱいでしょうとお察しします。
でも、山もやがて目覚め、緑なす時が来るかと・・・ 
返信する
Unknown (桜姫)
2016-01-21 10:36:31
 < 人の世の生死抱きて枯山河
 < 来し方を思ふ彼方や山眠る
 < 一本の賑はひたらむ山枯るる

49日迄は魂魄この世に留まっているとか!
鎌ちゃんの俳句までものご供養に!
お心安らかにされてることでしょう 合掌
返信する

コメントを投稿