老農の煙管一服猿茸
(ろうのうのきせるいっぷくましらたけ)
ツイッターの季題「猿の腰掛」で詠んだ2句です。
ゆつくりと老いてゆかむか猿茸
(ゆっくりとおいてゆかんかましらたけ)
うそ寒や眼科に並ぶ列長く
(うそさむやがんかにならぶれつながく)
昨日は急に寒さを感じる日でした。
今日は一転、真夏日の予報。
老農の煙管一服猿茸
(ろうのうのきせるいっぷくましらたけ)
ツイッターの季題「猿の腰掛」で詠んだ2句です。
ゆつくりと老いてゆかむか猿茸
(ゆっくりとおいてゆかんかましらたけ)
うそ寒や眼科に並ぶ列長く
(うそさむやがんかにならぶれつながく)
昨日は急に寒さを感じる日でした。
今日は一転、真夏日の予報。
みんなのブログIT句会の参加句です。
お世話になった皆様、ありがとうございました。
訥々と母の想ひ出萩こぼる
(とつとつとははのおもいではぎこぼる)
《特選》 幢舟さん、reiさん
《並選》さむさん、春旭さん、数氣生さん、浮儚さん
ありがとうございました。
氏神やここが住む街秋祭
(うじがみやここがすむまちあきまつり)
《特選》 ビスケットさん
貴重な一票をありがとうございました。
はたはたの余生を憩ふ日和かな
(はたはたのよせいをいこうひよりかな)
写真はイナゴなんですが、バッタと思ってください(願)
溢蚊や叩き損ねて悟る老い
(あぶれかやたたきそこねてさとるおい)
この後の2句は、ツイッターの「哀れ蚊」「溢蚊」で詠んだものですが、
写真は蚊ではありませんので、ご容赦ください。
二枚とも、京都府亀岡市の案山子展で、去年撮影したものです。
哀れ蚊の飛蚊に紛ひ逃げにけり
(あわれかのひぶんにまがいにげにけり)
万葉の里いろどりて彼岸花
(まんようのさといろどりてひがんばな)
今回は、ツイッターで課された「彼岸花」の季題で、
5年前に撮った、奈良県明日香村の風景を思い出して、
写真俳句にしてみました。
甘樫の丘を遙かに彼岸花
(あまかしのおかをはるかにひがんばな)
前方に見える丘が、甘樫の丘です。
額田君の眺めし里や彼岸花
(ぬかだきみのながめしさとやひがんばな)
聖徳太子や額田王も、この里をこうして眺めていたのでしょう。
9月25日~30日のツイッターつぶやき句、自選22句にまとめました。
千草摘みままごと妻となる子かな 人声の失せし暮色やちちろ虫
恋ふ父はもとよりあらずちちろ虫 ごん狐栗を届けて撃たれけり
洋行の自慢話やラフランス ラフランス国歌となりし革命歌
カンカンのかろきステツプ ラフランス 登らねば見えぬことあり鰯雲
ちちろ聞く見慣れし山に囲まれて 秋澄むや隣家に一つ咳払い
秋澄むやシヤープ記号の歌一つ キー一つ上げて歌はむ秋澄めり
学舎より聞こゆ合唱秋澄めり 山高く雲なほ高く秋澄めり
稲淵の棚田居並ぶ案山子かな 権勢は久しからずに彼岸花
溢蚊や叩き損ねて悟る老い 哀れ蚊の飛蚊に紛ひ逃げにけり
哀れ蚊やあまロス症候群らしく 哀れ蚊の余生といふひと日かな
ゆつくりと老いてゆかむか猿茸 老農の煙管一服猿茸