鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

初鏡、七草

2014-01-08 14:57:26 | 写真俳句

年一つ重ねし皺や初鏡

(としひとつかさねししわやはつかがみ)

 

七草をおじやみ遊びで唱ふかな

(ななくさをおじゃみあそびでとなうかな)

「おじゃみ」は「お手玉」のことです。

写真は「お手玉」ならぬ、「おだまき」の花です。

 

七草や思ひだせずにあと二つ

(ななくさやおもいだせずにあとふたつ)

 


初願、小寒

2014-01-06 19:34:42 | 写真俳句

初願や万病治癒のなで仏

(はつがんやまんびょうちゆのなでほとけ)

越前市の国分寺にあるなで仏様です。

治したいところをたっぷりなでてきました。

特に、「頭」ですかね(笑)

 

末脚に掛ける一年初御籤

(すえあしにかけるいちねんはつみくじ)

初のお御籤は「末吉」でした。

末脚が効く一年でしょうか。

末広がりの一年にしたいものです。

 

小寒や火炎仏は睨みつけ

(しょうかんやかえんぼとけはにらみつけ)

仏様が睨んでおられます。

寒さに負けないように乗り切りたいものです。


明けましておめでとうございます

2014-01-04 18:27:55 | 写真俳句

皆さま、新年あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い申し上げます。

 

過疎郷に陽光射し初む三日かな

(かそさとにひかりさしそむみっかかな)

今年は雪は降りませんでしたが、曇りや雨の中で新年を迎えました。

三日にようやく日の出を拝むことができました。

 

屠蘇を酌む郷の酒列神社かな

(とそをくむさとのさかつらじんじゃかな)

故郷には酒列(さかつら)神社という、

小さな古神社があります。

訪れる人と言えば、地域の人ばかり。

私は一人、供えられたお屠蘇をいただいてきました。

社殿壁面には、たくさんの由緒ありげな絵が掲げられていますが、どれも、

その由来はさだかでありません。

いずれにせよ、神社の名からして、酒と関わりが深いのでしょう。

ということで、一杯いただいてきました。

 こうしてアップして見ると、この絵はどうも、

武田信玄と上杉謙信の、対峙の場面のようです。

 

老い母のあえぎ登りて初詣

(おいははのあえぎのぼりてはつもうで)

 

 酒列神社には、100メートルほどの坂を登ります。

一歩一歩踏みしめながらのお参りでした。