年一つ重ねし皺や初鏡
(としひとつかさねししわやはつかがみ)
七草をおじやみ遊びで唱ふかな
(ななくさをおじゃみあそびでとなうかな)
「おじゃみ」は「お手玉」のことです。
写真は「お手玉」ならぬ、「おだまき」の花です。
七草や思ひだせずにあと二つ
(ななくさやおもいだせずにあとふたつ)
年一つ重ねし皺や初鏡
(としひとつかさねししわやはつかがみ)
七草をおじやみ遊びで唱ふかな
(ななくさをおじゃみあそびでとなうかな)
「おじゃみ」は「お手玉」のことです。
写真は「お手玉」ならぬ、「おだまき」の花です。
七草や思ひだせずにあと二つ
(ななくさやおもいだせずにあとふたつ)
初願や万病治癒のなで仏
(はつがんやまんびょうちゆのなでほとけ)
越前市の国分寺にあるなで仏様です。
治したいところをたっぷりなでてきました。
特に、「頭」ですかね(笑)
末脚に掛ける一年初御籤
(すえあしにかけるいちねんはつみくじ)
初のお御籤は「末吉」でした。
末脚が効く一年でしょうか。
末広がりの一年にしたいものです。
小寒や火炎仏は睨みつけ
(しょうかんやかえんぼとけはにらみつけ)
仏様が睨んでおられます。
寒さに負けないように乗り切りたいものです。
皆さま、新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
過疎郷に陽光射し初む三日かな
(かそさとにひかりさしそむみっかかな)
今年は雪は降りませんでしたが、曇りや雨の中で新年を迎えました。
三日にようやく日の出を拝むことができました。
屠蘇を酌む郷の酒列神社かな
(とそをくむさとのさかつらじんじゃかな)
故郷には酒列(さかつら)神社という、
小さな古神社があります。
訪れる人と言えば、地域の人ばかり。
私は一人、供えられたお屠蘇をいただいてきました。
社殿壁面には、たくさんの由緒ありげな絵が掲げられていますが、どれも、
その由来はさだかでありません。
いずれにせよ、神社の名からして、酒と関わりが深いのでしょう。
ということで、一杯いただいてきました。
こうしてアップして見ると、この絵はどうも、
武田信玄と上杉謙信の、対峙の場面のようです。
老い母のあえぎ登りて初詣
(おいははのあえぎのぼりてはつもうで)
酒列神社には、100メートルほどの坂を登ります。
一歩一歩踏みしめながらのお参りでした。