夏暖簾ママも客らも老いにけり
(なつのれんままもきゃくらもおいにけり)
ツイッターの「麻暖簾」「夏暖簾」で、つぶやいた句に写真をつけました。
男らの昭和を酌みて麻暖簾
(おとこらのしょうわをくみてあさのれん)
夏暖簾くぐり演歌となりにけり
(なつのれんくぐりえんかとなりにけり)
《お詫び》
風邪で体調不良のため、コメント欄を閉じさせていただいております。
失礼の段、ご容赦下さい。
夏暖簾ママも客らも老いにけり
(なつのれんままもきゃくらもおいにけり)
ツイッターの「麻暖簾」「夏暖簾」で、つぶやいた句に写真をつけました。
男らの昭和を酌みて麻暖簾
(おとこらのしょうわをくみてあさのれん)
夏暖簾くぐり演歌となりにけり
(なつのれんくぐりえんかとなりにけり)
《お詫び》
風邪で体調不良のため、コメント欄を閉じさせていただいております。
失礼の段、ご容赦下さい。
未だ解けぬラムネの栓の不思議かな
(まだとけぬらむねのせんのふしぎかな)
今回の3作は、昨年、つぶやいた句に写真をつけました。
ラムネ飲む帽子の似合ふ淑女かな
(らむねのむもうしのにあうしゅくじょかな)
元句は「淑女」でなく「老女」だったですが、詠みかえました。
紙芝居の名調子かなラムネ飲む
(かみしばいのめいちょうしかならむねのむ)
これは、紙芝居でなく、オルゴール展の展示品です。
若楓人老い易く成り難く
(わかかえでひとおいやすくなりがたく)
青葉風微笑むやうに老い来たる
(あおばかぜほほえむようにおいきたる)
5月21日~31日のつぶやき句を、自選34句にまとめました。
小満の人和し天地満つるかな 小満や身のほど知りてこと足れり
高齢の独居す里家青大将 青大将老老介護如何にせむ
ガキ大将に振り回されし青大将 若葉風五年の寿命得たりけり
八十の爺の恋歌若葉風 裸婦像の胸先撫でて若葉風
マネキンの高き鼻先若葉風 走り茶や寅蔵唸る次郎長伝
走り茶やどうやら我も好々爺 不器用は父に似たるか金魚釣り
箱釣や十円玉が宝物 箱釣や破れた恋の数多あり
恋初めし少年竹の皮を脱ぐ 竹の皮をみなのはらり帯を解き
竹皮やかばん袈裟懸けして少年 パナマ帽メタボの腹が目立つのみ
パナマ帽ちょい悪どうも決まらずに 城崎の朝湯巡りや麻暖簾
女湯の姦しきかな麻暖簾 夏暖簾ママもお客も老いにけり
男らの昭和を酌みて麻暖簾 豆飯の一口ごとに猪口すすみ
押し込めてはちきれそうに豆の飯 血糖値気遣う妻や豆の飯
豆飯を食らひて平和なるが夢 葉柳やあれは湯巡る下駄の音
葉柳や橋のたもとに佇つをみな 夏柳橋のたもとの幽女かな
言い逃れ上手なあなた夏柳 甘藍や剥けど正体見せぬ国
甘藍や老いて草食系となり 甘藍や深層心理に迷ふ夢