ゆるゆる馬主日記

Record of my favorite horses

レッドブレイゾン 近況(10~12月)

2010年12月27日 | レッドブレイゾン
2010年9月30日 (社台ファーム)

馬体重496キロ





2010年10月26日 (社台ファーム)

現在、社台ファームのイヤリングで生活しているタッチフォーゴールド09。
担当する社台ファームの中田氏が、“本当にすくすくと成長しています”と太鼓判を押すタッチフォーゴールド09の馬体重は、508キロあるそうです。

体高があるから、530キロくらいあってもおかしくはないと思います。ちょっと、身体が薄いというか、アバラが浮いているところがありますしね。まあ、ちょっと大き過ぎるのではと思う方もいるかもしれませんが、これから育成へ移って調教を積んでいくと、あっという間にペシャンコになりますから(笑)。強い調教に耐えるためにも、いまの時期は、太らすことも必要なんですよ」

タッチフォーゴールド09の現在のスケジュールは、朝1時間ほどウォーキングマシンに入ってから食事、同時に、背中に鞍を付ける練習もこなしているそうです。そして、午後2時頃から放牧に出され、夜間放牧も行なっています。中田氏が、その生活振りを、こう証言してくれました。

「飼い葉喰いもいいですし、夜間放牧にも“皆勤賞”で参加しています。とても元気で丈夫な若駒であることは確かですね。放牧地では、10頭ほどの同世代と一緒に行動していますが、大きいだけに目立ちます(笑)。ちょっとモサっとしたところもありますが、これから調教を積んでいけば、そういう面は解消されてくるはずです」

性格的には、好奇心が強いわりには、初物が苦手な面もあるというタッチフォーゴールド09。
中田氏やスタッフたちの愛情ある視線に見守られながら、育成へ移る日を待っています。

馬体重508キロ





2010年11月30日 (社台ファーム)

社台ファームのイヤリングから、調教を積む若駒たちが集う厩舎に移動してきたタッチフォーゴールド09。取材に訪れた日には、1時間のウォーキングマシンを行った後、馬場に入って40分ほどの乗り込みという調教メニューが施されていました。
社台ファームの青田氏が、その現況を語ってくれます。

「立派な馬体の持ち主ですが、動きに柔らか味があって、素質の高さを感じさせてくれますね。
大型馬ですし、ジックリと乗り込んでいく予定を立てています。」

極めて順調に来ていたタッチフォーゴールド09ですが、11月下旬に行われた定期化骨検査で、両飛節にOCD(遊離軟骨)が判明し、近日中に除去手術が行われることになりました。
社台ファームの長浜氏は、その症状について、こうコメントしています。

「患部に腫れがあるわけでもなく、歩様に乱れもありません。
もちろん、手術によって競走能力に影響が出るわけでもありません。」

3歳上の半兄タッチミーノット(父ダンスインザダーク)が、10月23日に東京競馬場で行われた1000万下南部特別に快勝するなど、明るい話題も多かったタッチフォーゴールド09。
手術による休養をプラスに転じ、今後の大きな成長に繋げることを期待しましょう。





2010年12月27日 (社台ファーム)

担当スタッフコメント
OCDの手術を終えて、現在は舎飼休養中です。術後の経過は良好です。

馬体重510キロ

タッチフォーゴールド09 12月下旬
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レッドエクスプレス 近況(10~12月)

2010年12月27日 | レッドエクスプレス
2010年9月30日 (社台ファーム)

馬体重458キロ





2010年10月22日 (社台ファーム)

千歳・社台ファームのダート直線コースを中心に、順調に乗り込みをこなしていたアドヴァーシティ09。
調教を担当する石井氏も、こんな風に手応えを語ってくれていました。

「こちらに来た当初と比べると、馬体もだいぶ締まってきて、いい感じで調教を進めています。
馬体の形も、ディープインパクト産駒らしい流線型で、スピード能力に非凡なものを見せています。
性格も穏やかで、とても大人しい馬。今後の期待は、当然大きいですよね」

ところが、定期健診でアドヴァーシティ09の飛節(後肢の関節で、人間の“かかと”に当たる部分)に遊離軟骨(OCD)が発見され、急遽、その除去手術が行なわれることになったのです。
OCD除去手術は、サラブレッドだけでなく、例えば、プロ野球の投手なども、ひじに内視鏡を入れて行なったりします。
手術後に競走能力や投球能力が減退するということもなく、アスリートにとって、比較的頻繁に行なわれるのが、OCD除去手術なのです。

アドヴァーシティ09のOCD除去手術は、10月21日に行われ、30分ほどで無事終了しました。
社台ファームの池田獣医によると、10日間厩舎で安静にしてから抜糸、その後は、曳き運動、ウォーキングマシンという行程で進み、2カ月後には乗り運動を再開する予定だそうです。

池田獣医も、「1歳秋という早い時期に手術をしたわけですから、例えば、その影響で、デビュー時期が大幅に遅れるといった心配はしなくていいですね。
運動量を昼夜放牧で稼ぎたい夏の放牧時期に手術をしますと、運動量の差が出てくる心配がありますが、馴致に入っている段階での手術ですから心配は無いですよ」
とコメントしてくれています。
このアクシデントを更なるエネルギーに替えて、アドヴァーシティ09には、強豪競走馬への道を邁進してもらいたいところです。





2010年11月30日 (社台ファーム)

10月21日にOCD(遊離軟骨)除去手術を行ったアドヴァーシティ09。1歳秋の時期に手術を済ませてしまったことは、不幸中の幸いだったと、社台ファームの東調教主任が指摘します。

「調教が進んだ2歳の段階で手術するより、本格的な調教に入る前の1歳秋という早い時期に手術をする方が、影響は小さくて済みますからね。それに、昔のOCD手術は傷口が大きくて、そこから菌が入って化膿する危険性もありましたが、現在は内視鏡を使うから、目に見えないくらいの、ほんの僅かな穴を開けるだけで手術ができる。傷口から菌が入って化膿してしまうリスクも、ほとんど無くなりました。
いずれにしても、今回の手術は、この馬が持っている競走能力を、なんら妨げるものではないですね。」

術後、順調な回復を見せるアドヴァーシティ09。現在は、手術後に入る厩舎で生活していますが、12月上旬には、調教を行う若駒のための厩舎に移る予定が立てられています。
社台ファームの青田氏が語ります。

「手術をすると運動も制限されますし、ストレスを溜めてしまう馬が多いのですが、アドヴァーシティ09は、冷静というかクールというか、淡々と日々を過ごしています。
とても賢い若駒であることは確かで、通常の調教メニューを積めるようになれば、どんどん吸収していって、早い成長を示してくれるのではないでしょうか。」

入厩予定の角居勝彦調教師をはじめ、多くのホースマンが、その高い素質を認めているアドヴァーシティ09。仕切り直しを経て、心身両面の更なる進歩が期待されます。





2010年12月27日 (社台ファーム)

マシン運動60分、常歩3000m、ダク1200m、キャンター2400m。

長浜氏コメント
右飛節OCD手術後の経過は至って良好で、すでに乗り運動も開始しています。
ダクを長めに乗った後に、周回コースでキャンターというのが現状のメニュー。
今のところ、歩様は問題なく、徐々に距離・ペースを上げていけそうです。
ただ、年内は現状程度で十分ではないでしょうか。年明けから直線コース入りを予定しています。

馬体重460キロ

アドヴァーシティ09 12月下旬

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