思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

多すぎて困る

2007年10月07日 | Weblog
朝のテレビ番組の合間に流されるコマーシャルを見ていて、「なるほど納得」と思わせるものがあつた。

ある行動心理学者の言葉らしい。
「ひとは選択肢が多すぎると何も選べなくなる」

テレビの画面は、乳母車を買いに来た男女が4台の異なる商品を紹介され即座にその中の1台を選んで購入する。
もうひとつの画面は2,30台の異なる商品見本を見せられ、あれこれ悩むが結局決定できずに買わずに帰ってしまう。

一見矛盾する行動に思われるが納得できる。
種類が多い中から選ぶほうが、自分の欲求によりマッチしたものがあるはずである。
何故決められないことになるのだろうか。

ここに人生の機微が潜んでいるように思う。

「あなたの生き方には選択肢は4つしかありません、しかも実際に選ぶことが出来るのはその中のひとつだけです」
と言われたほうが観念して腹をくくり易い。

「あなたの生き方には無限の可能性があります、好きな生き方を選んで進んでいってください」
と言われたら悩みぬいて結局選べないかもしれない。
「生き方はひとつだけ?、2つか3つの同時進行だって可能じゃないのか」
等と悩むだろう。

多くの人は
「あ、私もそういう経験ある」
と思うはずだ。

だからこそ「行動心理学」なる学問で飯が食えることになる。
言われてみれば妙に納得するところがミソだ。
実際は詭弁のようにも思えるが。

ところで、これ何のコマーシャルだったか覚えてない。
CMとしては落第かも。

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2 コメント

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Unknown (comet)
2007-10-07 19:07:11
とても解かる気がします。
若いときは、選択肢がいっぱいあった。でも何も出来なかった。もったいないことをしたな~

これからは、若くないし、事情でお金がないけど(好きな旅行に簡単にいけない)やれることをしようと不自由な中でなんとか生み出して、ちいさな目標をたてて楽しんでいます。
今月末にチャレンジウォーク(長距離ハイク)、その1週間後のハーフマラソンにエントリーしました。
でも実態は、太ったおばさんが、身の程知らずに出来るとこまで挑戦してみようとしているだけなのですが。
考えてみると、もし経済的にそこそこだったら、選択肢があり過ぎて、もう少しピタッと来るものがないかと探しているばかりの状態だったかもしれません。
貧乏も幸せを感じれるアイテムの1つかもしれない。
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Unbelievable! (本人)
2007-10-07 22:25:38
ハーフマラソンですって?。
体を動かすことが好きなんですね。
私は多分この20年くらい只の一度も走ったことはありません。
歩くのさえ人より遅いです。

ハーフマラソンの勇姿に乾杯。
その心意気に乾杯。
見習いたいです。
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