音楽は人の心に関わるところが大きい。
我々の心臓も規則正しいリズムを刻んでいる。
歩くのも走るのもリズムが必要だ。
美しい音色は心を和ませる。
行進曲は勇気を鼓舞する。
先日「音楽療法士」を職業とする親娘2人の講演を聞いた。
まだ国家資格にはなっていないそうだが近い将来そんな国家資格も出来そうだ。
母親はピアノを弾き娘はフルートを吹く。
「日本音楽療法学会」というのがあって「音楽療法」は次のように定義されているそうだ
「音楽の持つ生理的、心理的、社会的働きを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使用すること」
かつてはパチンコ店で鳴らされていた「軍艦マーチ」もその類だなと思う。
何かの楽器を演奏できるのもいいことだ。
カラオケもいいと思う。
皆で歌う喜びもいい…「1万人の第9」に参加したときの感動を思い出す。
音楽も、理解できない雑音と化すこともある。
演歌が嫌いな人は聞くのがいやだろうし、ロックも嫌いな人には雑音だ。
モーツアルトは人の生理機能にうまく溶け込む楽曲らしい。
なぜそうなのか研究されているとか。
この親娘、音楽療法といってもなかなか世間様は認めてくれない中で、信念を持って広げていこうとしている。
それを職業として生計を立てるのはまだ困難だろうなとは思う。