信号待ちの対向車線の前方の車の運転席から、白いものがこともなげにポイと捨てられた。
白いビニール袋とコーヒーの空き缶だ。
衆人監視の中で何のためらいも無く堂々たるごく自然な行為。
えっと思う。
すれ違う際にどんな奴かと目を凝らしてみる。
半円形の毛糸の帽子を被った若いにいちゃん、一人乗ってる。
側に女のこを乗せていても平気でやりそうな感じだ。
田舎道の道路沿いもおびただしいゴミが散乱している。
やがて道路沿いの地表はゴミで覆われそうだ。
文明の発達に伴い、捨てられても自然に還らない固形物が増加している。
捨てられたゴミは何十年にわたって形をとどめるだろう。
マナスル登山隊も多くのゴミを平気で雪原に残してきた。
日本とか韓国の登山隊が多いという。人目につかない場所を選んで隠すように捨ててあるケースも多いという。
そのゴミを回収するために登山している人まで出てきた。
海洋もゴミで汚れ始めた。
海岸線はやがてゴミの山と化すだろうな。
太平洋のど真ん中にも海流の関係で大量のゴミが浮遊している場所があるそうだ。
おそらくこれから何十年何百年と形を変えないゴミだろう。
人口の増加とともにこれから急激にゴミが増えそうだ。
100年後には金持ちだけがゴミの無いところで生活し、貧乏人はゴミと悪臭の中で生活することになりそうだ。
ポイ捨ての現行犯は懲役10年なんて時代が来るかもしれない。
ところで北欧はタバコに対して大変厳しい国が多いという。
タバコのポイ捨てなんかは論外だろう、現行犯はブタ箱入りかもしれない。
ホテルの部屋も禁煙が多いとか聞く。
レストランなんかは当然全面禁煙。
物価は総じて日本より高い、コーヒーは普通1杯6百円だそうだ。
したがって買い物目当ての観光客は少ないという。
消費税がべらぼうに高いし、企業も各種の福祉税で原価高なのだろう。
労働者も残業する人は殆どいないし、年間の桁違いに多い有給休暇を消化しない人は白い目で見られるとか。
教育は大学まで殆ど無料、教育は進んでおり労働力も質が高い、特に女性の権利の獲得度合いは世界有数、女性が幅を利かせている国が多そうだ。
明日から6月1日までその北欧に行ってきます。