軒下では夜半の雨音が去って行く思いを
長々と今日も編んでいる
初冬の入り口で、、、
悩みやら不安を抱え込んでこの雨は其の内に霙に変わって行くでしょう
お茶の間暮らし
北国の暮らしの中で春迄元気づけられるのが蜜柑と柿
ミカンの皮をむけば
ほのぼのとした冬の片づけも終えひと息付いた初冬の入り口
その甘酸っぱさに忘れ物は無いか凍える空をもう一度確かめて見る
熟した柿をほおばれば
口の中から幸せが甘く切なく広がって
これから春迄の暮らしの炎を
案内をするように、、、、
編みかけのセーターの毛玉がころころ転がって行く
゛北の宿から゛が聞こえ出し
寒さは今日も募って行くばかり