徒然スキーヤー日記

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2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその26…OGASAKA TRIUN SL + SR585

2024-07-10 02:05:58 | スキー板試乗
本日,新幹線で某所に出張だったのですが.
新幹線で行きも帰りも2時間ちょいずつ
寝てられるから,睡眠時間短くても
カバーできるよね…

と,睡眠3時間で出かけたら.
緊急の仕事が降ってきて,新幹線の中で
やっつけざるを得ず.
ムチャクチャ睡眠不足の回らない頭で
出張先での打合せをこなさなくては
ならなかった,悲しいSkier_Sです.

そして,予想通り帰りの新幹線でも
寝られず(涙)

…コロナ禍以降,在宅勤務が普及した
のもあり,職場じゃないどこでも仕事が
できるようになった結果.
誰がどこにいるかとか気にすることなく,
どこまでも仕事が追いかけてくるように
なったのは,便利なのか不便なのか…

…まぁ.
新幹線に乗っている2時間ほど,
ずっとデッキに立って緊急リモート
会議に参加することになった過去に
比べれば,椅子に座ってられただけ
マシだ,と自分を慰めてみる.
(全然慰めにならないけど(涙))

ってなことで本題へ.
本日も書き溜めておいた2025シーズンモデルの
スキー板試乗レポート.
今日はオガサカ編です!


〇OGASAKA TRIUN SL + SR585 165cm











SL競技用

FISマーク付きの本格競技用SLモデル.
今シーズン,TC-Sの方がTriun SLより
強くなったんじゃないか?と思うほど
TC-Sの張りが強く感じたけど.

やっぱり履き比べると,Triun SLの方が
張りが強い感じ.

でも,コアが硬い突っ張る硬さというより,
メタルが強いバネ感がある硬さという感じで,
しっかり踏んでいくといい感じのたわみが
出て,トップからテールまでの長いエッジが
しっかり効いて,たわみに沿って強い
グリップでぐっと回っていく感じの板.

どっしりしていてグリップも強いので,
ずらして板を動かしていくというより
しっかりとグリップさせた中で滑って
行く板ですが…
フレックスがかなり強めの板のわりに,
サイドカーブのせいなのか,かなり
小さい半径でカービングできます.

うーん.
TC-SのSRプレートより張りが強く
感じるのに,Triun SLの方が小さい
半径で回っていく感じ…
なんでだろう??

ガッツリ強くてどっしりした板なのに,
比較的小さめの半径でグイングイン
回っていくという,脚力があればかなり
気持ちよく滑れる板.

小回り板としては板の重さもしっかり
感じ,重い春の雪でも板の重さで
ガンガン蹴散らして安定度高く滑り
降りていけて,春の荒れた雪での
安定感,高速での安心感は結構高い
です.

重さがあるのに,板のグリップと安定感が
しっかりしていて山回りがしっかり
仕上げられるのと,板を信頼できるので,
荒れた急斜面でも,安心して谷回りの早い
段階から板に「えいやーーー!!!」って
乗って切っていけます

ただ,この日の一ノ瀬ファミリーの正面バーン
は,朝で割と固めの急斜面だったのですが…
急だったので,スピードコントロールのために
ときどきずらしを入れようとすると,
グリップが強いからか,私の腕前ではあまり
うまくずらしが入れられず…
硬めの斜面の上に,緩んだモサモサが乗った
ところが混ざっているというような状態
だと,TC-Sの方がずらしてコントロール
しやすい分,乗りやすかったかな~…

とりあえず.
そこそこの中斜面を気持ちよくカービング
していく分にはいいけど.
急斜面でずらしを入れた小回りをしよう…
と思うと,結構手ごわくて,しっかりした
脚力と正確なポジションが必要となる
板なので,普通の人がゲレンデで
小回り用として履くには手ごわいかな…

体力,脚力を必要とする,かなりレベルが高い
小回り板でした.
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2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその25…VOLKL RACETIGER GS

2024-07-06 03:18:40 | スキー板試乗
やっと週末がやってきましたが…
今日も寝たのが朝5時半過ぎで,
さらに帰宅も深夜0時近く(涙)

今週はずっとこんな感じの激務だったので,
さすがに明日早起きして山に出かける
元気がもう残ってない…

…でも.土日で終わらないくらいの宿題が
あるので,日曜も山に行けないだろうなぁ…

疲れてて睡眠不足でも,無理にでも運動
しないと,運動不足で身体がダメになって
不健康になっていくし.
精神疲労だけで肉体疲労がないと,
睡眠も浅くなり,寝ても疲労回復しなく
なるし.
気分転換の運動をしないとメンタルも
弱まるので,精神の健康のためにも,
なるべく無心になれる運動をしないと
いけないから.
健康のために,また明日も睡眠2時間で
無理してでも走りに行こうかな??


…という考えが.
自分が健康になるための手助けになって
いる
のか,

あるいは自分の寿命を削ることに
なっている
のか…

果たしてどっちだ!!???
どっちと思うかコメントください(笑)


……ってな感じで.
健康のために無理をするということに.
「健康のためなら死ねる」的な,
そこはかとない矛盾を感じた本日.

とりあえず,今晩は寝る.
もう寝る.
仕事せずに寝る!!
明日,明後日で仕事をやっつける!!

ってなことで.
もう寝ますが…
それでも今日も2025シーズンモデルの
スキー板試乗レポートを書いてしまう,
この義務感…偉いのかなんなのか.

本日はフォルクル編です!!


〇VOLKL RACETIGER GS 173cm











基礎大回り

競技用のRACETIGER GS WCシリーズとは違い,
基礎用のRACETIGER GSシリーズです.
競技用と違い,WCプレートはつかず
rMotionビンディングが板に直付けとなります.

173cmだと,R=16 となり,大回り用としては
かなりラディウスが小さめですね…

滑ってみると…
やっぱりラディウスが小さめなので,
スピードを出していくと良く回り,
ミドルっぽいターンになっていきます.

スピードが出た中でしっかり角付けを
していくと,カービング小回りに
近い領域までぐいぐい回っていく
感じで,良くたわんでたわみに沿って
気持ちよく回っていく板です.

あまり踏まずに,板なりに楽にクルーズ
していけば大回りで落ちていくので.
体力を使わずロングコースをゆったり
クルーズするのとかに向いてそう.

重さはなく,ロングの板としてはかなり
軽快なので,ロングの板と気合を入れる
ことなく,かなり楽に履けるクルーズ用
って感じ.

板が長い分,荒れた雪でもそこそこの
走破性があるので,春の雪とかでも
そこまでの急斜面じゃなければ,
板の軽さの割には結構気持ちよく
凸凹を踏みつぶして滑っていってくれます.

私が硬めの斜面で滑ると,R=16という
こともあり,旋回性がかなり強く,
旋回半径がロングというより
ミドルっぽくなっちゃいますが…
そのミドルターンも,長いエッジがしっかり
雪面に食いついて板が良くたわんで,
ターン終了時に気持ちよくゆったりとその
たわみが解放されて,谷回りに自然に
入っていける気持ちよさがあります.

そして,ポジションの許容度が広く,
前より・後ろよりのどっちに乗っても
板が自然に回ってきてくれるし.
どう乗っても踏まなくても気持ちよく
回ってきてくれる,オートマチック性が
あります.

オートマチックに回ってくるけど,
傾きや踏む量で半径は大回りから
小回りに近いところまでもっていける
操作性の高さはあるし.
体力がなくても,どんなレベルの人でも
気持ちよく楽にハイスピードロングターン
ができる,かなり楽に気持ちよく滑れる
板です…

GS板ほどの板がいらないけど,
お気楽にロングクルーズができる
大回りベースのオールラウンド板が
欲しいとすれば,これがかなりおススメ
できますね…!

うん.
やっぱりVolklの板,いいなぁ…
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2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその24…NORDICA DOBERMANN SL WC DEPT M PLATE

2024-07-05 04:15:25 | スキー板試乗
今日ももうこんな時間(涙)
今の時期はこの時間になると明るくなって
来るので,かなり悲しい感じ…

そろそろいろいろ厳しくて,
Blog更新しているどころでなく
なってきてるんだけど…

いつも通り,それでも更新!!
今日は書き溜めておいた,2025シーズン
モデルのスキー板の試乗レポートが
残っているので更新できますが.
…もし明日更新がなければ,Skier_Sは
死んでいると思ってください…

てなことで,今回はNORDICA編です!


〇NORDICA DOBERMANN SL WC DEPT M PLATE 165cm











SL競技用

FISマーク付きの,ガチの小回り競技用の
本格的板です.

DEPT M PLATEは高さ10mmのピストン
プレート付き.
それも,サイドにメタルが入った
かなり気合の入った強いプレートが
乗っています…
MのつかないDEPT PLATEというモデルもあり,
そちらは14mm高さのプレートが付くらしく,
さらに激しい板でしょうか…

ちなみに,DOBERMANN SL WCには,
DEPTがつかないもう一つ安いモデルが
あるようなので,今回試乗した
SL WC DEPT PLATEとDEPT M PLATEが
どちらも同じお値段のトップモデルに
なるようですね…
ビンディング付きで25万越えか…(涙)
高い…

とりあえず,履いてみたところ.
重い.重いよ…!!!
ピストンプレートも重いけど,板もしっかり
メタルが入って重いのか,SLモデルと
思えない板のどっしり感.

これはかなり手ごわい板か…と思ったら.
トップ側を抑え気味にしっかり板を
踏んでいくと,あら不思議.
どっしり安定感を持ったまま,
微塵もずれる気配がないメチャ鋭い
カービングターンをしていきます.

雪質がザブ雪だろうが荒れていようが,
なぜこの雪面でここまで切れる??
と不思議になるほど,スカーンと
キレるハイスピードカービングで
斜面を駆け下りていけます.

4月のザブザブ雪でも板が叩かれるとか,
凸凹に板が飛ばされるとかいうことなく,
どっしりした安定感と鬼グリップで
ガッツリ超高速カービングで滑って
行けて.
荒れた斜面が全く怖くない…!!

なので.
普通なら容易にバランスを崩すような
ザブザブ春雪斜面でも,荒れた雪を
蹴散らして,手を擦るようなハイスピード
深回りの小回りターンができます…!!

こんな重量級で硬そうな板なのに,
荒れた春雪でここまで板が回ってきて,
安心して滑れるとは…!

安定感が高く安心して滑れるので,
荒れた斜面でも谷回りの早い段階から
しっかり踏んでいけるし.
そのせいで,谷回りからしっかりターンを
作っていけて,鋭い深い小回りができます.

…ただ.
雪が柔らかかったからか,板の返りは
グリップが強い小回り板にしては
そこまで強くなく.
ターンを弧を深くしていっても,
反復横跳び系の鋭い切り替えの小回り
というよりは,小回りでも比較的
ゆったりしたリズムの深回りになって
いく感じ.

板の反動でヒュンと切りかわっていく
というより,サイドカーブで板が
回っていき,左右が入れ替わる…
という感じの切り換えの板.

板がぐっとたわんで,たわみがヒュンと
解放される快感はちょっと弱いかな…

あと,これだけ板の張りが強いのに
旋回性が高いという板なので,
あまりたわませなくても,エッジが
食いついた瞬間からサイドカーブで
回ってきてしまう板なので,
あまり踏まずに縦目に落とす…という
ことができず,ロング目のターンを
引っ張るのは苦手.
大回りをしようとすると,まったく傾かず
最低限のエッジングでまっすぐ滑らないと
いけない感じ.

この板はもう,サイドカーブとグリップを
最大限満喫するために,深い小回りを
楽しむ板です!←競技用だから.楽しむ板じゃないから…

あと,ずらして滑ってもそんなに楽しく
ありません.←だから,楽しむ板じゃないと思う…

何にしろ,硬い斜面だろうが荒れた斜面だろうが,
鬼のような安定感とグリップで,
うぉぉぉぉ!!という深いハイスピード
小回りができる板ですが.
体力とかなりのスピードと硬いブーツ(おそらく
フレックス150クラス)が必要となる感じ.

体力自慢で,強烈なハイスピードを出しても
全くびくともしない重い小回り板が
欲しい人はおススメ!!

…私は結構気に入ったけど,ちょっと硬派すぎて,
この板を気に入る人はかなり少なそうな予感.
競技をする人は別として,軽量な小回り板が
好かれる日本では,ゲレンデ用としては
あまり売れないのかな…

いい板なんだけどな…
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2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその23…OGASAKA TC-L+SR585

2024-07-03 04:00:36 | スキー板試乗
そういえば.
先週末も,日曜に景信・陣馬山方面に
走りに行ってきたのですが…

日曜は混むから,朝5時前にスタートしたい!
と,睡眠時間1時間半で朝早起きして
走りに行ってしまい…
帰宅後,用事やら仕事やらやっつけなければ
いけないことをこなしていると,
昼寝の時間も取れず.
せっかく睡眠時間を稼げる週末に
何をやっているんだ

という感じの週末を過ごしてしまいました…←そこまでして山に走りに行くなよ

だもんで,月曜死ぬほど眠かった…(涙)

それなのに,今日もこんな時間まで
何やってるんだ.
早く寝たい…

でも.
日曜は景信山の山頂から見事な雲海が
見えたので,よかったかな~…


ちなみに,1週間前の6月22日の土曜の
景信山頂の同じ場所からは,
こんなにくっきり都内が見えました…!


真ん中左の方に,スカイツリーが見えて
ますね…
空気が汚れていない,朝5時半ごろの早い
時間だったというのもあるけど.
何度も景信山に登って,ここまできれいに
都内が見えたのは初めてでした~!
いやーー.
睡眠時間を削ってまで行った甲斐が
あるというもの!!←良い子は睡眠不足で山に行ってはいけません


でも.家を4時に出て,
朝5時登山スタートだと,
山を3時間,16㎞ほどひとっ走りしてきて.
それから車で1時間ほどかけて帰宅しても,
朝9時ごろに家に戻ってこれて.
それから1日が始まるので…
一日の長いこと.

人間,寝る時間を削ればやっぱり
一日をかなり有効に使える

ということが分かりました←睡眠時間じゃなく,命削ってるから

ってなことで,本題へ.
今日も2025シーズンモデルのスキー板
試乗レポート,オガサカ編です!


〇OGASAKA TC-L+SR585 177cm











基礎大回り用

技術選向けTCシリーズの大回りモデルで,
こちらもTC-S同様,最後のアルファベット
がなくなってTC-Lという名前になりましたね…

この板は,基本的にはFMプレートとの
組合せはカタログ記載はなく.
SRプレートとの組み合わせになるようです.


長さは177,180,183と選べますが.
試乗したのは一番短い177cmでした.

長さが177cmにしてはR=21mとRは大きめ.
比較的まっすぐ走るのかと思ったら…
意外と回転性が高い!
TC-Sがかなりフレックスが強めだったので,
こいつも強めの板かな…と覚悟して乗ったら,
比較的良くたわみます!
たわみに乗って,R=21というよりは
小さめに回れる感じ.

フレックスはしなやかなのにグリップは
しっかり強く,角付けを強めれば
勝手にたわんで,かなり強い横Gまで
グリップを失わずガッツリ板が食い込んで
くれます.
強い横Gに耐えていけば,小回り板か?
と思うほどカービングのまま小さい半径で
回っていけます.

今回試乗したのは,4月のザブザブの
コンディションで,ロングの板を履くのは
手ごわいかな…と思ったけど,かなり
取り回しやすく.
それでいてグリップはしっかりしていて,
かつ荒れた斜面での安定度が高くて,
177cmでも185cmくらいの安定度がある…
という,取り回しやすさと安定感が
両立している,優れた板です!

角付けをそれほどしなければR=21らしく
かなり半径が大きい大回りまでできるし,
角付けを強めていけばかなり旋回性が
高まり,小回りに近いターンにまで
もっていけるし…
回転弧の自由度はかなり高い!

トップからテールまでの長いエッジが
しっかり効いてグリップしてくれて,
高速安定性も高いし.
それでいてこんな長い板と思えないほど
小さくも曲がれるし…
春のザブ雪でも,結構気持ちよく滑れ
ますね~…

板はしっかり重みがあるのに,履いた感じは
むしろ軽さを感じるくらいで.
春のザブ雪では,ショートのTC-Sの
SRプレート付きより,TC-Lの方が
手ごわくなくて滑りやすかったかも??

とりあえず.良く食いついて良く回って
くれて.
安定感も高く雪面に張り付くような感じで
滑っていけるので.
177cmくらいを選べば,回転弧も小回りに
近いところまでもっていけるし.
オールラウンドベースのゲレンデ板と
すればかなりいい感じ.

大回り特化の板が欲しいなら,183cmの方が
いいかな~….

結構スピードを出す人で,
大回りベースの板が欲しいけど,
大回り特化ではないある程度のオールラウンド
性がある板が欲しい人にはお勧め!
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2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその22…SALOMON ADDIKT PRO

2024-07-02 03:47:40 | スキー板試乗
なんと.
2024年ももう半分が終わってしまったのか!???
今年ももう後半戦って…
ウソだよね.
ウソだと言って…(涙)

いつも思うけど.
1年が20か月くらい,
1日が30時間くらい欲しい…

そして.
1年の20か月のうち,19か月くらいで
雪が降ってくれるといいんだけどな…←絶対家計が破綻するし身体を壊すから

ってなことで.
もう夏もたけなわになってきたというのに,
まだまだ続くスキーネタ.
2025シーズンモデルのスキー板の
試乗レポート,本日はサロモン編です!


〇SALOMON ADDIKT PRO 163cm











オールラウンド.

今シーズンから誕生したADDIKTシリーズの
最上位モデルですね.

昨シーズンの試乗会では履いていないので,
今回が初めての試乗になりますが…
163cmは短いかと思ったけど,
しっかり走って意外と安定性もある板で,
結構面白い板でした.

この板の特徴は,ものすごい低速域
でもしっかり角付けしてきれいなカービングが
できること!!

普通なら,もう少しスピード出さないと
板がたわまないのでカービングできないよね…
という程度の,プルークからちょっとだけ
スピードを上げたくらいのかなりの低速でも,
板がたわんでカービングしていきます!

かなり低速からたわむので,スピードを
上げるとすぐ腰砕けになってしまうかと
いうと,そうではなく.
スピードを上げていっても,そのまま
カービングで楽にするすると回っていきます.

かなり楽に低速からそこそこの高速まで
カービングできる,謎のマシン.

さすがにフレックスが柔らかめなので,
スピードを出すとたわみすぎるけど…
グリップが抜け抜けになっちゃう
中級者板みたいな軟弱さはないです.

そこまで圧をかけずに,角付けを交互に
入れ替えるだけで滑っていくだけで,
気持ちいい深めのカービングのレール
ターンでゲレンデを滑り降りれる感じ.

あんまり圧をかけないで行けば,
そこそこのスピードでも中回りくらいで
降りていけます.

ただ,圧をかけると小回りになっていくし,
やっぱり硬めの斜面でスピードを出して
いくと,板がたわんでいき,かなりの
小回りになっていってしまいますが…
結構なスピードを出して弧が深くなっても,
エッジがズルズル逃げるようなことはない
です.

とはいえ,そこまでガッツリグリップを
狙っている板ではないのもあり,圧を
かけすぎるとさすがにずれ始めますが…
スピードそのものに負けてズレていって
しまう,という中級者用の板とは
違って,スピードを出していった中でも
板が負けずにグリップしてくれるけど.
かといって,エッジグリップがそこまで
強いわけではなく,
圧をかけると,容易にずらすことができる…
という感じ.

逆に言うと,キレの滑りをやっている中で,
ずらそうと思えば簡単にずらすこともでき.
ズレのコントロール性がすごくよく.
最近のSALOMONの特徴の,
ズレ・キレを自由にコントロールできる,
いい感じの板と言えます.

超低速でのプルークみたいなレベルでの
ズレから,いい感じでずれていくし.
低速でのカービングも可能なので…
スキーを指導する人にも向くんじゃ
ないかな??

超高速でゲレンデを飛ばし続ける人には
向かないですが.
中速や低速での性能がすごく良くて,
あまりスピードを出さなくなったけど,
かなりスキーに心得がある上級者が
履くとすごくいいかも.
スキー教師にも向いてそうな板でした.

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2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその21…ATOMIC REDSTER S9i Revoshock S

2024-06-29 04:13:57 | スキー板試乗
えー.
高校生の娘の定期試験が近づいているので,
私の仕事が終わった後に,ちょっと勉強を
教えているのですが…

最近の高校生の勉強のレベルは高い…!
私が高校生の頃より,覚えることが
増えて,問題の難易度も上がっている気が
しますね…

そんな中で.
今日は物理を教えていたのですが.
試験範囲の問題に
地球を回る楕円軌道上の人工衛星の
近地点高度hの時の速度v1,
静止軌道と同じ高度の遠地点での速度v2,
円形の静止軌道に移行した場合の速度v3
を求め,楕円軌道上と静止軌道上の
衛星のエネルギー差を求めよ…

という,めちゃくちゃマニアックな問題が!!

これって,GEO衛星のトランスファー軌道の
計算と,アポジモーターのエネルギー問題
そのものじゃないか!!

とりあえず,
「楕円軌道はケプラーの第2法則と
 エネルギー保存則の二つの式を
 連立すれば解けるよ」
などと教えつつ.

ついでに雑談として.
「ロケットでは静止衛星軌道まで衛星を
 もっていけないので,ロケットではまず
 『静止トランスファー軌道』って呼ぶ
 この楕円軌道に打ち上げるんだよ…」

「その楕円軌道の近地点を,Geoに
 近い(Peri)という意味でPerigee,
 遠地点をGeoから遠い(Apo)という
 意味でApogeeっていうんだよ…」

「で,楕円軌道の遠地点…Apogeeで
 衛星にくっついたエンジンを点火
 して静止軌道に移るんだよ」

「だから,静止衛星なんかのお尻に
 くっついているエンジンを,アポジ
 モーターっていうんだよ…」

とか話した後.

「アポジモーターって聞いたことあるでしょ」
と聞いてみたら…

「何それ,知らない」

「え…??聞いたことない??」

横で聞いてた妻「日本人全員で言えば,
 知ってる人より知らない人が圧倒的に
 多いと思う」


ががーーーん.
そうなの???
アポジモーターって割と一般的に
聞く用語だと思ってたけど…
たぶん,男性は知ってる率高いですよね.
皆さん聞いたことありますよね??

少なくともキセノンイオンエンジンより
メジャーだと思う…←比較する対象がおかしい

ってな感じの,内容と全くない前フリの
後は,本題へ.
今日も2025シーズンモデルのスキー板の
試乗レポート.
今回も昨日に引き続き,アトミック編です!


〇ATOMIC REDSTER S9i Revoshock S 165cm











基礎小回り.

前回レポートしたS9i PROは,来シーズンは
ビンディングもICONビンディングに変わり
モデルチェンジしますが…

この板は,ビンディングもTLビンディングの
ままで,REVOSHOCKも変わっておらず,
今シーズンモデルとほぼ変わってない
ということですが…

履いた感じ,ビンディングもプレートも
軽く,さらにコアも軽量カルバウッドコアと
いうこともあり…かなり軽い!
かなり軽快な履き心地.

フレックスはS9i PROよりはずっとたわみ
やすく,良くたわんだ中でトップから
テールまでしっかぐグリップして,
エッジに乗ってクルンと回ってきて
くれます.

フレックスは結構柔らかめだけど,
トーションがそこまで弱くないので,
グリップは比較的しっかりしています.
今シーズンモデルからキャリーオーバー
で,構造は変わってないとのこと
ですが…去年よりグリップが強くなった
ように感じるのは気のせい?

昨シーズンの試乗板が,ヘタり気味だった
のか,エッジが丸まっていたのかも…

とはいえグリップが強すぎることもなく,
ずらしもキレもできて,軽さで板を
動かしやすいので荒れた斜面や不整地でも
滑りやすい感じ.

とりあえず,良く回るうえに軽いので,
板を動かしやすくていろんな小技が使える
感じ.
板の軽さでどのようにでも板が動かせるので,
荒れた斜面でもコブでも,好きなように
板を動かしていけます.

ただ,その裏返しとして.
板の安定感とガッツリグリップがあるわけで
無いので…
硬い斜面の超ハイスピードでガッツリ切って
いくという板ではないし,荒れた斜面を
安定感で何事もなかったかのように
乗り越えていく板じゃないけど.

その代わり,その軽快さゆえに,荒れた春の
雪で飛ばされたり,板が叩かれたりしても,
飛ばされたら飛ばされた中で好きなように
板を動かして谷回りに差し込んでいけるし,
どうとでも操作できる自由度がある感じ.

切って行こうと思えば,しっかりグリップして
小さめの半径でキュンとカービングして
くれるし.
板を動かしていっても操作性は高いし.

そんなに気合を入れなくても履ける,
荒れた斜面でも整地でもOKの,小回り
ベースのゲレンデ普段履きとして良さそう
だな…と思いました.
コメント (2)

2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその20…ATOMIC REDSTER S9i Pro

2024-06-28 03:51:36 | スキー板試乗
えー.
6月25日に,気象庁の3か月予報が出ましたが…


…これを見ると.
7月は気温が高くなる確率が50%,
8月に至っては60%!
9月も50%と.
kの7,8,9月とも,気温が上がって,
暑い夏になりそうです…(涙)


でも.
夏が暑いと,その次の冬は冷えることが
多いので…
来シーズンの冬は,今シーズンよりちゃんと
冷えて雪が積もってくれることを期待…!

ということで,本題へ.
今日も2025シーズンモデルのスキー板の
試乗レポート,
今回は2025シーズンモデルのレポートとしては
初登場のアトミック編です!!


〇ATOMIC REDSTER S9i Pro 165cm











基礎小回り用

基礎小回り用トップモデルのS9i PROですが.
見た目はあんまり変わってないっけど,
昨年からモデルチェンジしたようです…

そして,SALOMONのSL PROと同じく.
こいつもICONビンディングになってました!



SL PROは開放値10までのビンディング
でしたが,こいつは開放値12までの
ビンディングですね…
ICONビンディングもモデルが増えたみたい
ですね.

履いてみると…かなり重くてしっかり
していて,硬さを感じる板で…いや,
硬い斜面スペシャルの感じ.

しっかり硬めの板なので,
春のザク雪では雪が柔らか過ぎて板を
たわませることができず,サイドカーブ
なりに落ちてくる感じでしか
滑れませんでした….

そして,どっしり感を感じるほどの重さが
あるので…感覚的には,SL板というより
サイドカーブがちょっと小さめのGS板の
ような感じ.

エッジグリップはかなり強く,
重い春の雪の中でずらすには強い筋力が
必要だけど…
ずらせないわけではないです.
板を動かしていこうと思えば動かしていけます.
板をずらしていってのコントロール性も
あります.

どっしり感があるので,スピードが出た中でも
安定感は高いし,トップからテールまでの
エッジがしっかり効いた中でも旋回半径も
大きめで…
ホントにGS板っぽい感じ.

普通にカービングで滑ると中回りが精いっぱい
ですが,スピードを出してちょっと硬めの
斜面に出ると,傾きを出せて小回りっぽく
持っていけます.
でも,カービング小回りをするのに求められる
スピードと落差はかなりのモノです.

人のいない硬いバーンを,かなりの
ハイスピードで大きな落差を取っていけば
小回りっぽく見せられる,かなり求める
レベルの高い板.
技術選とかのクローズドバーンで点を出す
とか,そういうレベルの板なのかな~…

うーん.
2024モデルより,ちょっと手ごわくなった
感じ.
普通のゲレンデで小回り用として履くのは
厳しいか.
私にとってはレベルが高すぎて,ちょっと
履きこなせないかな…
と思った板でした.

ただ,硬いフラット斜面で滑ってみたかった…
硬い斜面だと評価は一変するかも.
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2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその19…OGASAKA TC-S+FM585

2024-06-26 03:12:17 | スキー板試乗
ヤバい…
明日も朝早いのに,もうこんな時間(涙)
でも,明日の宿題がまだ終わってない…(激泣)

スキーシーズンが終わったら,週末に
仕事がやっつけられるから,平日は
ちょっと楽になるかと思いきや.

先々週もスキーシーズンが終わったら
行こう…と思っていたとある場所に,
片道450km車で走って土日で出かけて
しまったし.

先週も山に行って,その後洗車やら
スキーウェア3セットの洗濯したり
(ウェアはクリーニングに出さず手洗い派),
月山から帰ってきて放置していた
スキー板のワクシングやら,
その他スキーシーズンに行けなかった
買い物やら何やらをしていると,
あっという間に土日2日間終わってしまい.

…今週末こそのんびりして,あとは
ちょっと仕事をやっつけようと思いつつ.
たぶん今週末も天気が良ければ山に
走りに行ってしまいそうだし.
車の12か月点検もあるし,
娘の勉強も見ないといけないし.
睡眠不足を解消するだけ寝ないといけ
ないし…

うん.
おそらく今週末も.
仕事は1ミリもできそうにないな(涙)

とりあえず,今は早く寝たい.
今日は外が明るくなる前に寝るぞ~!!

…ってなことで,本題へ.
今日も2025シーズンモデルのスキー板
試乗レポート.
今回も昨日と同じオガサカ編です!


〇OGASAKA TC-S+FM585 165cm











基礎小回り

前回レポートはSRプレート付きでしたが,
こちらは優しめのFMプレート付きです.



これは…SRプレートと全然違う!
たわむ!曲がる!
SRプレート付きと比べると,たわみすぎ
では?と思うくらい,たわみが出やすい
板ですね…

SRプレート付きは重厚さを感じるほど
でしたが,FMプレート付きは軽快さと
反発の早さがあり,レスポンスの良さを
感じられる,きわめて乗りやすい板.

良くたわむので,旋回性が高いです.
たわんだ中でトップとテールエッジがしっかり
効いて,たわんだエッジに乗ってキレた
小回りができます.
たわみを大きく出して,しっかり山回りまで
回しこんでいけて,そこから板の返りを使って
早い段階から雪面を捉える谷回りに入っていく
ことができ,めちゃくちゃ傾きを
大きくとった深回りターンが決められます.

急斜面でも,谷回りの早い段階で雪面を
捉え,板のトップシートを谷側に見せる
ような,鋭いカービングターンで滑って
いけます.
スピードを乗せても板が負けることはなく,
気持ちよくエッジの線に乗って板が回って
行く,結構快感度が高い板.

踏む量のコントロールでターン弧を
調整できる自由度も高いし,
ずらしのコントロールも良いので,
板を動かして弧を仕上げていくことも
できます.

縦目に落とすターンからじっくり深いターン
まで,自由な中回り~小回りの弧が作れて,
かなりのハイスピードでも怖くないですね~.

ただ,板のたわみが出やすいので,
スピードが出ていくと小回りチックに
なっていきますが…

とりあえず,私レベルだと,SRプレートより
FMプレートが好きかな.
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2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその18…OGASAKA TC-S+SR585

2024-06-25 01:55:15 | スキー板試乗
えー.
スキーシーズンが終わったこの週末.
今年初めて,山を歩いて(走って?)来ましたが…

去年は4回ほどチャレンジした,
小仏駐車場から景信山→陣馬山往復ルート.
行き1時間45分
帰り1時間28分

という結構情けないタイムでした(涙)

昨年ラストは
行き1時間33分
帰り1時間12分

だったので…
行きが12分,帰りは16分も遅くなってる(泣)

スキーと山歩きで使う筋肉がやっぱり
全然違うみたいで,8か月近くスキーで
鍛えたはずの身体なのに.
山を走ると身体も重く感じ,すぐに心拍数が
上がってしまい.
かなり自信をもって行ったのに,ボロボロに
やられた感じ(泣)

これまでは,スキーシーズンに運動するので
体力は春~夏前がピークだったのに.
山を走るようになってから,
スキーシーズンで体力落ちたね
と思うようになった,このヤバさ.

…いや.
衰えじゃないはず.
年齢による衰えじゃないはず…っ!!

でも.今,記録を見返すと.
昨年の初めて山行は同じルートをたどっていて.
行き1時間53分
帰り1時間29分

だったので.

それより行きで8分,帰りで1分タイムが
上がっていたから.
まぁ,基礎体力は昨年より確実に上がって
いるのだと信じたい…

ってなことで,本題へ.
今日も2025シーズンモデルのスキー板の
試乗レポート.
今回はオガサカ編です!


〇OGASAKA TC-S+SR585 165cm











基礎小回り.

技術選向けのTCシリーズの小回り板.
これまで,TC-S〇という名前で毎年〇の
アルファベットが違う名前でしたが…

そろそろオガサカの人も,どのアルファベットが
何年モデルかわからなくなってきたので,
単純なTC-Sという名前にしたという,
2025シーズンモデル.

今回試乗したのは,一番強いSRプレートが
入ったやつです.


で.滑ってみると.
今シーズンモデルのTC-SBに比べると,
フレックスがかなり強くなった感じ…
メタルのバネが強くなったというより,
コア材の硬さを感じます.

…コアというより,プレートの強さかな?
プレートが硬いからか,谷回りから
ウニョーンとたわんで回って行く感じでは
なく,ちょっと突っ張る感じがあります.

そのため,今回の試乗コンディションの
緩めの春の雪ではちょいとたわみにくく,
かなり気合を入れて圧をかけていかないと
小回り板のわりにまっすぐ目に走ります.

サイドカーブは小さめだけど,板自体の
旋回力もそこまで強くなく,
おそらく普通の人が履いたら,165㎝でも
ミドル,ヘタすればロングっぽいターンに
なるんじゃないかな~…
かなりスピードを出して,高速で落差を
取らないと鋭い小回りができない感じ.

ただ,フレックスが強いながらも,たわませ
られればたわみの出方は良いので,
締まり気味の斜面でしっかりスピードが
乗った時は,ちょうどいい中回りマシン
くらいの回転弧で鋭いハイスピード
カービングができます.

中回りマシンだととらえれば,強いフレックス
がもたらす高速安定性により,ものすごい
ハイスピードで気持ちいい中回りができます!
どこまでスピードを出しても板に余裕がある
ような,ショート板としては桁違いの高速
安定性がある感じ…

普通のゲレンデで滑るスピードを大きく超える
ハイスピードで,安心してガンガン中回りが
できます.
小回り板というより,中回り寄りのSL競技板
みたいな感じかな?

カービング小回りをするには,硬めの斜面で
かなりスピードを出してガッツリしっかり
踏んでいかないといけない感じ…

でも,カービング小回りができない領域で,
板を動かす小回りで滑るときに,板の
しっかり感とグリップが結構あるので,
板を動かしていった小回りでも
安定感やスピード耐性はかなり高め.

あと,ポジションの許容度もそこまで
高くなくて,正しいポジションに乗って
いかないと板のたわみは出せません.

とりあえず,このSRプレート付きは,
かなり玄人好みの板ですね.
正しいポジションに乗れて,
かなりのスピードを出して,
結構な筋力がある人が選ぶ板かな~.

私に対してはちょっと板のレベルが高すぎる
感じでした…
硬い斜面だともう少し何とかなったかな?
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2025シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその17…SALOMON S/RACE SL PRO

2024-06-22 02:05:22 | スキー板試乗
6月8日の月山でスキーシーズンを終えて
はや2週間近く…

それまで,ほぼ毎週スキーで体を動かしていた
のに,先週末は運動しなかったので.
そろそろ身体を動かさないといけないのでは?
という強迫観念に駆られてきた,Skier_Sです.

ということで.
明日はちょっと軽く近場の山を歩いて(走って?)
来ます~!!

…混んでる山はあまり好きではないので,
朝5時ごろから登ろうと思うと…
明日4時前に家を出ないといけなくて.
で.今日も帰宅は深夜0時で.
今はすでに深夜2時.
これからお風呂に入って寝ると…
2時間寝られないんですが←なんでそれで山に行く??

…それでも,身体を動かさないと腐りそう
なので,身体を動かしに行ってきます~!

…そして,帰ってきたら仕事しないと(涙)

ってなことで,本題へ.
本日も2025シーズンモデルのスキー板の試乗レポート.
今回も,昨日に続いてサロモン編です!


〇SALOMON S/RACE SL PRO + ICON 10 165cm











基礎小回り.

サロモンの基礎小回りシリーズ,
SL PRIME
SL PRO
SL 12
SL 10

の4種類のうち,上から2番目のモデル.

これもSL 12と同じく,昨年からの継続
かと思ったら…
なんと,ICONビンディングがついてました!
板自体は継続みたいですが,ビンディングが
変わってます!!

ってなことで.今年まではXビンディングが
標準だったけど,来年からICONビンディングが
標準セットになるらしいこの板.


今シーズンのICONビンディングは,開放値が
すごい強いモデルしかなかったけど.
来シーズンからは,最大開放値10という
優しめのビンディングも出るんだな…


しかし.
もともとSALOMONはビンディング
メーカーだったはずなのに.
ATOMICとSALOMONが同じアメアスポーツ
配下になったあとに,トップモデルが
SALOMONビンディングを捨て去って
ATOMICのXビンディングを採用した時も
驚きだったけど.
まさかSALOMONの板にマーカーの
ビンディ…
(これ以上言うと消されるので自主規制)

ってなことで.
初体験のICON ビンディング板.
今シーズンモデルのXビンディングから
どう変わったのか,期待して履いてみた
ところ…

いや!!これもいい板!!SL12より足元が
しっかりして,反応も早い!
板の反応の早さは,たぶん板そのものより,
ビンディングとプレートの影響が大きい
気がする…

Xビンディング付きのATOMICを6台,10年以上
履き続けた経験から言うと.
ビンディングは今シーズンモデルが着けてる
Xビンディングより軽いんじゃないかな?

そのため,足元付近の軽さによる軽快さが
ちょっと上がった気がするし(気のせいかも…)
さらに,テール付近のしなやかさが
上がったのに,返りのレスポンスの良さで
すごい抜けが良く感じる!

普通,板の抜けを良くしようとすると,
テールが硬くてまっすぐ走り気味の
板になるけど.
テールのしなやかさでターンを最後まで
しっかり仕上げることができるのに,
それでいて反発のタイミングが絶妙で,
板の抜けが良く感じます…

しっかりキレキレの滑りができて,
板全体がきれいにたわんでグリップも強く,
カービング小回りのたわみの出方,
抜け方が気持ちいいので,
板が最後まで回りきってスッと抜けていく
抜けも気持ちいい!!!
かなり快感度の高いカービング小回りが
できます…!

それでいて,SL 12と同様,キレもズレも
滑りやすい…
グリップが強めのカービング板なのに,
ずらそうと思えば板をしっかり動かせて,
またグリップさせよう…と思ったら
エッジ方向に走っていくという,
ズレとキレの出し入れの自由度が高く.

ズレに入った時の板の旋回性も高いので,
ズレたときもしっかり板が雪面を捉え
ながら回っていきます.

とりあえず,ハイスピード域でも快感度が
高い脳内麻薬系のキレかたをする板なのに,
ズレのコントロールもできるという,
恐ろしい万能板.

ある程度の体重と脚力があれば,SL 12では
なく,SL PROをゲレンデ普段履きとして
選びたいですね…!

そして.たぶん.
ICONビンディング,Xビンディングより
いいですね.
これは,ATOMICのビンディングより,
マーカーのビンディ…(ヒットマンに消されるSkier_S)

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