タネツケバナ、ハコベ、ヒメオドリコソウ、ホシノヒトミ・・
森縁に広がる草の海。
甘い大気。
イノチあふれる深い森。
自然交配による中間種まであるようで、
多くの仲間を個別に同定するのはとても困難。
生育環境、雄蕊数を基本に。
(種浸け花)アブラナ科タネツケバナ属。越年草。
北半球の温帯に広く分布。
花期は3〜5月。3mmくらいの花弁。草丈、30cmくらい。
名の由来、
種付けは、米作で種籾を水に浸ける時期に咲くことから。
ナワシログミのように、季節を纏う、
うつくしいなまえ、うつくしいにほんご。
雄しべの数、6本が多い。ミチタネは4本が多い。
タネツケバナの変種であるタチタネツケバナの特徴を持つ、
草丈が高い群生も観られる。
タネツケバナとの中間型もあるらしい。
同定困難。
アーカイブ。
2月中旬。東京都江東区都立の森。
仲間。
ミチタネツケバナ
(道種浸け花)アブラナ科タネツケバナ属。
ヨーロッパ原産。1970年代に渡来。
花期。2~3月。花径、5~7mmくらい。草丈、30cmくらい。
名の由来、道は、タネツケバナより乾燥した場所に生えていることから。
ハコベ
(繁縷、蘩蔞)ナデシコ科ハコベ属。
別名、小繁縷(コハコベ)。
分布、世界の寒帯から熱帯にかけて。
花径、5mmくらい。花期、2~9月。
高さ:10~20センチ。春の七草。薬草。
名の由来、古名は、はこべら、はくべら。蔓延芽叢(はびこりめむら)が語源の説。
ツル(蔓)が延びて、芽が生い茂る(叢・ムグラ)意。