銀河のサンマ

何でもあり

ひまわりとねこ。

2023-07-08 | イラストかたり

 

 

白い綿毛のようなその子は、ひまわり畑にやってくる。

ボクらの足元ほどしかない、その子はボクらを見あげると瞳孔が縦に細くなる。

どれがいっかなぁ、とか、あなたはよく笑う?とか尻尾を揺らしながら畑を歩く。

どこから来たの?と仲間たちが尋ねるも、ふふん♡と他の仲間の足元へ隠れる。

今日もその子がやってきて、ひと通り見渡すとボクの前で急にジャンプをした。

小さい綿毛ような体からは想像できないほどのジャンプ力。

危ないよ、と慌てて腰を屈め受け止めようとボクは身構えると

みつけたのっ!あなたがいいわ♡! 

白い綿毛のようなその子は、弾けた笑顔でボクの顔面に飛び込みキスをした。

太陽が大好きなボクらは、あついあつい季節を弾けるような顔で過ごす。

 

 

 

 

 

※ 鉛筆

 

 

 

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