銀河のサンマ

何でもあり

林檎の刺子

2020-02-04 | 手しごと

 

 

絶対、態とだと思ってた。

お母さん、赤い糸が頭と耳に絡まって来るんですが。

ようやく気づいた母は笑って写真を撮ってたけれど、嫌な気分。

さっきから手ですーっと糸を引く度、私の頭と耳に赤い糸が乗ってくるのです。

耐えれないわよ。と無言でお母さんの膝横から、私は寝室へ戻りました。←ブナ

 

 

「下手な長糸」ってこんな事を言うんだろうな、って呟いていた母。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黙々と刺子をする。

私たちが声をかけない限り無言。

 

 

 

 

 

 

ようやく完成し感想を述べている。

多分言い訳だと思うの。

林檎だって歪なのもあるわ、これも素敵な林檎よ。

布巾をもって各部屋をクルクル回る、お母さん。

 

 

 

 

ゴニャン(御飯)だよ。

母は慌てて用意する。

 

 

 

 

 

 

 

 


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