銀河のサンマ

何でもあり

リズムとりのナーコ

2021-03-08 | イラストかたり

 

 

 

 

 

 

雪がふるのでナーコはコタツへもぐる。

ナーコは春がまちどおしい。

「春はまだかなぁ」

つくしは、いつ顔をだすんだろ?

カエルも私みたいにまだ眠っているかしら?

ウグイスもまだ歌わないようね。

ぼんやり考えているうちにナーコは眠ってしまった。

どれくらい眠ったかわからない。

モソモソとコタツからでてくると、ナーコの頭に桜の花びらがおりてきて

「お寝坊さんね、春だよ、ナーコ」

ツクシもカエルもタンポポも春の陽気なリズムにのせられて歌って踊ってナーコに手招きする。

「お寝坊ナーコっ!はやく、はやく」

寝坊のナーコあわてて寝グセを手でなでて淡い若葉のうえを走る、走る。

春の陽気に、走る足は徐々にスキップにかわりシッポはクルクル、みんなのリズムの輪に入る。

 

 

 

 

 

 

※文:2021.2.17 thr

   落書き:2008.2.16

 

 

 

 

 


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