参るくらいの暑い朝。室内25度。
急激な気温の上昇でメザシが皿から跳ねたらしい。
床の上で無残な姿に。
なんて犯人が初めてシメジだったことに私は嬉しく褒める。
警戒心の強い子が、大胆になれたことは成長である。
気温の上昇で花弁が焼け咲ききれぬ芍薬もでてきている。
だが芍薬の「かぐや姫」は目覚める。
見た目は可愛いが香りは淡く品が良い。
初めまして今日は。と私は言う。
半月の夜空に花火があがる。
知らせのない花火。
静かに汗がひいてくる。
花火が終わると風も冷たい。
子供達も急激な暑さに対応できず調子が良くない。
私も体の苦しさの不安を取り除きたいが、出来ない自分に足掻く。
だが朝のメザシ事件に始まり、昼は芍薬が咲き、夜に花火があがる。
蚊取り線香を炊きながら、ま、結局、所々楽しんだよね、と御風呂に入る準備する。