銀河のサンマ

何でもあり

蜜柑

2020-12-08 | 詩っぽい(冬)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

起きて子供達のご飯の用意をしながら毛を撫でてみる。

鍋に火をかけ包丁を持ち、朝食をつくる。

昨晩の残り湯でシャツの襟、カフスを手洗いし、洗濯機へ入れる。

乾いたブラウスとハンカチにアイロンをかける。

破れていたセーターの穴に気づき針箱をひっぱりだし繕う。

私の指が今日も操られた生き物のように途切れなく動く。

実家から離れ、指は20数年で3号ほど太くなった。

これは母の指輪のサイズを参考に測定している。

未熟者の手でも、それなりに皺皺なのだよ。「年季」といったら烏滸がましいだろうか。

なーんて、その手で剥いた蜜柑をポイッと口へ放り込む。

 

 

 

 

 

※ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 


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