母は野花を飾ることや生けることをとても嫌った。
母のように華道を突き詰めず逃げた私は未だ花器や花材をみると緊張してしまう。
アパートの下に大量に咲くドクダミを数本抜いて空き瓶に投げ入れをした。
昔、実家で剪定したネズミモチに木を前に隠れるように置いて誤魔化す。
緊張するので、こんなもんが私には丁度よい。
母は野花を飾ることや生けることをとても嫌った。
母のように華道を突き詰めず逃げた私は未だ花器や花材をみると緊張してしまう。
アパートの下に大量に咲くドクダミを数本抜いて空き瓶に投げ入れをした。
昔、実家で剪定したネズミモチに木を前に隠れるように置いて誤魔化す。
緊張するので、こんなもんが私には丁度よい。
朝、小雨が降ってたれど午後は暑い暑い晴れの天気。
ブナがずっと鳴く。鳴く。鳴く。。。
ベランダと部屋を行ったり来たり、箪笥に登ってみたり落ち着かない。
少しの間、聞かぬふりしていたけれど鳴き止まない。
ベランダで一緒に居よう、の鳴きなのでした。
これからが長いのでした。
欠伸にゴロンにゴロンからの蹴り、私の足にスリスリ。
暑いっ。煮えるっ。
ブナちゃんお母さん、暑いっ。と訴えてもブナは暑すぎる日光浴が大好き。
湿気のない晴れの日はブナの気象病がでないのでケロンとしている、私より元気(笑)
一緒にいたいけど、暑すぎて20分ほどで私は限界で部屋へ移動。
その後、30分してブナが部屋へ入ってきたけれど不満らしく、ふたりで再びベランダへ行ったり来たり。
トマトの赤ちゃんが数粒できていて順調に育ってた。
コバンソウのシャラシャラした音がする。
散歩したけど、この二日間寒くて風邪ひきなり。
しつこーくヘアバンド。
キキみたいにリボン。
ちょっと刈りあがってるけど(笑)
ちょっと細長くレトロなイメージの柄でリボン。
髪の毛ボッサリ。
オデコ果てしなく広いけど(笑)
こないだ作った物は捨てちゃった 苦笑。
ヘアバンドって小学生の高学年のときに流行ったような気がする。
20歳前にもマイブームで細い革の色違い二本どりで髪に結びヘアバンド風にしてた様な気がする。
20年周期かな^^?
お母さんの左肩にピコピコ姉さんが乗ってきた。
勿論、向こうの世界から遊びに来たのだけどね。
お母さんが、あっ♡あったかーぃ。嬉しい♡ってトロンとしちゃって
もちょっと肩と腕に生前の体重で良いからズシっと乗ってくれるかな?
そうそう、あ、もうちょっと腕にしがみついてくれる?と顔をすりつけてムフムフしてる。
ピコピコあったかい♡ ふーん♡とお母さんは気持ち良さそうにしてる。
でもお母さんは、未だ心配や不安があるのだろう。
ピコピコ足が冷えてない?肉球かしてごらん。とピコピコの肉球を眺め足を手で温める。
ピコピコは遠慮して足を退いたが、再び、お母さんはピコピコの肉球を触り、足寒くない?と声をかけた。
もう、そんな心配要らないのに、お母さんは未だピコピコの体を心配してしまう。
それでもピコピコはお母さんの肩にしばらく乗った後、お母さんが
有難う、疲れたでしょ?暖かいね、ピコピコは。とバイバイした。
翌日は寝る前に珊瑚が登場。
あれ、どした?食べれない?何かいる?お鼻が良くない?調子悪いの?ん?え?何いる?
お母さんは、とてつも無く心配し珊瑚をみてうろたえる。
もう、そんな心配要らない筈なのに、母性って何処までも続くのかな?
それとも、お母さんって心配性と不安症のオンパレードかしら。
深い海の愛で溺れそうになるって言ったら昔、お母さんが笑ってた。
珊瑚は、大丈夫だってと直ぐ消えて、あー…やっちゃった、お母さんちょっと落ち込んでた。
もう楽なのに心配が治らないんだよねー…遊びに来てもらったのに。とお母さんは呟いた。
お母さん、私が居ますでしょ?と私はお母さんを見つめると、ごめん、ごめんって笑った。
お母さん、私のことが心配で急に飛び起きたりするけど、笑って。
未だ未だ一緒にいるでしょ。なんて言うと、お母さんは、泣きだす。
もうっ、お母さんっ!私、お利口さんでしょ、パシャリさせてあげるから、たっぷりなでて。
ピコピコ姉さんよりも、もっと。珊瑚ちゃんよりも、もっと。なでて。
私はシメジ。
今日もお母さんが起きる前から、お母さんを凝視する。
これ他の子からの引継でもあるし、私が選んだ役目。
おっ、ビックリしたーっ!と私の凝視に驚き飛び起きるお母さん、おはよう。
ジメジメっとして暑い。
髪の毛もじっとり肌に張りつくような日にヘアバンドをつくってみようとエアコン作動。
頭のうえでクロスしたターバンのようなものが流行っているのか、よく見かけるのだけど
私がすると面長でトンガリ頭にみえて、しかも日本人に見えない 苦笑。
日本語はなせますか?
oh…my… いったい私はナニジンにみえたデスカ??
なんて会話になったことアリマスデス。
さて下手な長糸の早めの梅雨にヘアバンド。
大きなリボンをつけたい(魔女の宅急便のキキみたいに)
えー…(キキっていくつか知ってる?)←頭の回想
無理かなぁ…(度胸あるんかぁ?)←心の声
そんな自問自答の末、タック入れて若干おとなしめ。
下手な長糸の私、ミシン欲しいっ!と声をあげたりしながら昼に無事できたとです。
まあ、いつもながら、つくれば気が済む。
エアコンも切り、再び髪の毛がじっとり肌に張りつくような頃には放りっぱなし。
通常とおり、つくりっぱなしが好きな私で終わったのでした。