夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

キンタマを抜かれた男

2012年08月14日 08時33分23秒 | 日記
 いささか表現がどぎついかな?
 年金もらって東南アジアなんかに行ってメイドを雇って手とり足取りしてもらって”安楽に”生きる、ようなことをする、妄想する、
 子供や孫に囲まれておじいちゃんオジイチャン、とチヤホヤされて安楽で満ち足りた『老後』を送る、送りたがる、
 長命をチヤホヤされてテレビ取材などに応じ、一言のたまう、・・・恥ずかしくないのかねえ、私は恥ずかしい。ほうっておいてくれと言う。
 有り余る資産をつぎ込んで豪華客船の旅に出て遊興三昧の醍醐味を味わう、味わいたい、と妄想する、
 年金で世界漫遊をする、したがる・・・下らない人生だね、

 見果てぬ夢に殉じてボロボロになって野垂れ死にする、男の恰好の死に場所たる戦場がなくなった今、それしかない。”お父さん、タタミやベッドの上で管だらけになって死ぬな、最後まで戦場に残れ”と息子たちは言う。そうだ、それでこそ男だ。いい息子たちになった。

 人の人生を意義あるものにする、あの世の門を潜って閻魔大王の前に出て、”これが君の人生の全てじゃ、サア評価したまえ”と言われて”王様、私はつまらん男だった、だがこれだけは評価されてもいいんじゃないでしょうか”と言えるものとは”生殖性”つまり”人を育てた、それを倒れるまで続けた”と言うことではないかと思う。無論他にもいくつかありはしようが。
 少なくとも私はそうありたい。
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