夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

資源

2012年12月21日 09時08分48秒 | 日記
 小学校の頃から”日本は国土が狭く耕作面積が少なく資源がない、だから原材料を輸入して加工して輸出しなければ立ち行かない”とテッテイテキニ手を換え品を換え叩き込まれ刷り込まれ、ていた。あれはもしかしたら子供達を畑から切り離して岐阜の紡績工場や愛知のナベカマ工場、夕日の三丁目、キューポラのある下町に、おびき出すワナではなかったか?そしてそのツケが今回って来て幽霊団地、孤独死、農村荒廃、輸出不振による苦境などになっているのではないか?
 今度は皆さん口を揃えて”少子高齢化”だから産業は衰退する、果ては”移民を受け入れなければダメである”などとの”近視眼的亡国作為無作為発言”をする輩まで出てくる。バカにするな!!私は40年に亘って造船と海上輸送の仕事に関わって来た。造船設計のほんの一分野に過ぎないがほぼ全体像を鳥瞰し地平を見た、と思った時には既に定年だった。確かに体力は衰えた。しかし頭脳に蓄積されているものは大きい。何故それを資源と見做さないのであろうか。
 たまにコンピュータで図面を描く、それを発注元にメールで送る、ここ数年、出向いたことはない、全てそれで済んでいる。インターネット普及という状況をどうして有利に使おうとしないのか・・?
 政治家諸兄、高齢者をスクラップと見るか膨大な未開発智財と見るかはあなた方次第だ。堺屋太一氏は”情報の時代”と仰ったはずだ。
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