「新説・明治維新」著者西鋭夫氏。この本はかなり前に買っていたのですが、記事にするのは途方もなく大きな内容でまとめることができなかったのです。この度もう一度読んでも余りにも大胆な説ですから、簡単には書けません。
つまり、明治維新は、学校の教科書では、あまりにも美化されすぎている。中国にアヘンがもたらされているので、日本にも何らかの影響があったはずなのだそうです。
幕府方と官軍とを戦わせ、新兵器を提供した。英国とフランスの新兵器により国内の紛争を起こさせ、あわよくばこの二国が、日本を植民地としようてしていたというのです。狡猾な二国ですから、それに過去に西欧諸国は中国とタイと日本以外すべて植民地にしていることから、当然有りうることかもことかもしれないです。
怪しいのはグラバー邸の隠し部屋。1987年に見つかったようです。ここで、薩摩、長州、土佐の脱藩浪士が話し合いをしていたようです。坂本龍馬も勝海舟もいたと想定されます。アヘン戦争の影の仕掛け人とつながっている人物ですから怪しいのです。
日本では、真実と思えることも学校では決して教えません。英仏はクリミヤ戦争の時から、仲が良くて、日本を山分けしようと計画。官軍の勝利に貢献した英国は、一等地の皇居を見晴らせるところに大使館を建設しました。
教科書を書き直すのは至難の業ですから、ずっと美化された明治維新が語り継がれ、それが日本らしさかとも思います。81頁。ダイレクト出版。
左は娘から年末に届いた啓翁桜 真ん中の花はお見舞いに頂いたもの