月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

子供之病

2012年01月29日 21時00分59秒 | 仏々相念(住職日記)

不安だろうな~・・・

 

自分が病むのもしんどいですが、子どもが病むのも堪らないですね。

久しぶりにお参りさせていただいたご門徒宅、あの子はどんなになっているだろうって楽しみにお参りさせていただいたことです。

 

「大きくなったね!」数年会わないだけでこんなにも成長するのかと驚くほどです。

小さかった頃は、活発に座敷を走り回っていましたがお父さんの横に落ち着いて座ります。

「おっちゃん、覚えてる?」って聞くと二コって微笑み頷く少年。

 

・・・ん?

 

幼少期に脳の手術をされたのですが、その手術が遅かったらしく精神的に少し障害があるとのこと。

お参りなされていた叔母様も案じておられました。

ご両親のお気持ちを思っても堪らなくなります。

 

去年の冬・・・

我が息子も甲状腺による病の症状が酷くなっていました。

自らの力で体温調節もできなくなり、ファンヒーターの前でありったけの服を着込み毛布を頭から被っている息子の姿が続きました。

自らが鍛え上げ体脂肪五%の世界は、理想的な身体であると同時に体温を調節出来ない身体となったのです。

つらさ、しんどさ・・・そんななかで涙する息子に何もできずアタフタしているコイツがいました。

精々、息子の頭を撫でてやることが精一杯、

「無理すんなよ!」って・・・

 

「親父、そんなの分かってんだよ!でも、太りたくないんだ!その為には無理せんといけんのよ!」

そんな声が聞こえそうな姿でした。

分かってるんだけど、やっとのことで出した言葉はしんどさをつのらせてしまっていました。

情けないことです・・・

 

でも、やっぱり母は強しで・・・

食事制限する息子のメニューに少しでも熱に変わるような食材を使い料理を作っていました。

これがいいかも・・・

あれがいいかも・・・

いつも、いつも笑顔で・・・

寄り添って、支えて・・・

 

私とはエライ違いです・・・

 

仏さまもいつでもどこでも抱きしめて下さっているから・・・

悩むそのまんまを・・・

病むそのまんまを・・・

 

安心して悩んでいいんです!

 

一人じゃないって有難い!


八八八回

2012年01月29日 20時35分37秒 | 仏々相念(住職日記)

ようこそ・・・

 

グチグチ言って、ウダウダ言って恥ずかしげもなく続けているコイツがいます。

(正直、恥ずかしいのですが・・・カッコつけてもサマにならないし)

でも、こんなモノでも続けていくと忘れ去られる過去が思い起こさせてくれます。

 

あ~、こんなことあったよな~・・・

あ~、あの時は申し訳なかったな~・・・

 

これだけでも続けていてよかったと思うのです、自分の為に。

 

家族の姿・・・

ご門徒の姿・・・

親友の姿・・・

・・・

 

いろんなご縁に触れながら歩まさせていただいています。

これからもそんな日常・・・

 

一人きりでは生きられないのです、人生。

 

これからもできるだけ投稿させていただきます。

暇つぶしにでも読んで下されば励みになります。