対戦相手

Ｂｅｓｔ　ｏｆ　ｂｅｓｔ・・・

 

録り溜めていたハードディスクの録画タイトルを見ていると「天龍源一郎VSスタン・ハンセン」という番組が録れていました。

プロレスの試合ではなくトーク対談。

 

学生時代、プロレスは好きでよく観ていました。

私は全日本プロレス（ジャイアント馬場）が好きでした。

少年時代には宇和島にもよく興行にきていて連れて行ってもらったこともあります。

大学の頃にはスタン・ハンセンとブルーザー・ブロディーが全日でタッグを組むことになり親友ともの凄くもりあがったことも・・・

「今日、大津で試合なんじゃない？」と盛り上がり勢いで行ったことも・・・

試合終了後、ホールを出ると全日のバスが横付けされています。

「おっ、誰か出てくるんじゃない？ちょっと待ってみようか？」って言うなり向こうから馬場さんが・・・

「お～っ！！！馬場さん！すいません、握手して下さい！！！」

すると、お人柄ですね！二コッと微笑みながら握手に応じて下さったことです。

グローブのような大きな手でした。

その時確信しました、「この手で脳天カラ竹割りされちゃ～堪らんわ～！」って・・・

最近は全然観ないので分かりませんが、あの頃は本当に面白かったな～

テレビに食い入るように観ていました。

 

勿論、「天龍対ハンセン」も盛り上がる試合でした。

その両雄がトークしているのです。

やっぱり２人とも歳を取られました。

 

「当時、ガチンコで試合しているから今、こうして親友として話しができる」（天龍）

「天龍は、日本人レスラーの中でも対戦相手ではベストオブベストだ！」（ハンセン）

あ～、いい関係なんだと聞かせていただきました。

 

１対１のガチンコ勝負！

やっぱりこれが最高ですよね。

 

阿弥陀さまのお救いは１対１です。

「すべてのモノを救わずにおけない」とおっしゃいながらもまとめて全部いっぺんに！というものではありません。

１人１人を抱きしめていかんことには逃げ出すコイツがおるから・・・

立ち向こうて下さいます。

 

馬場さんもビックリの大きな大きな優しき御手に包まれて・・・

タンポポ綿毛（その後）のはなし

今朝、新しいバッグをかけた新入園児の女の子とお母さんが手をつないで川沿いの道を歩いているのをみかけました

お母さんは女の子に何やら話かけながら、つないだ手を軽く振り振り歩いています

幼稚園は楽しいかな？

お母さんと離れるときに泣かないでバイバイできるのかな？

ふたりのうしろ姿を見送りながら、娘のことを思いました

 

娘が幼稚園に入園したころ・・・

よく泣きました

「あ～～～～～～～ん」

「ママじゃないとやだ～」

家を出るときには泣かずにごきげんで出かけるのですが、とにかく【別れ】がつらいのです

ですから幼稚園の玄関では毎朝格闘です

先生方３人がかりで、私にしがみつく娘を引き離し、抱えられるようにして園の中へと連れていかれます

「大丈夫、お母さんは帰ってください！早く、見えないところへ！」

ベテランの先生にそう言われても帰るに帰れず、私は国道の木の陰から隠れるようにして娘の姿を追ったものでした

娘はというと・・・

園に入ると諦めがつくのか泣きやむと、主任先生がお隣の小学校の校長室（校長先生が幼稚園長を兼任されていました）まで御用をされに行くのにちゃっかり連れて行ってもらうのが日課になっていたようです

結局、夏休みになるころまで毎朝泣きました

 

たまたま昨日スーパーマーケットで幼稚園のＩ先生にお会いしました

「ま～、お久しぶりです、Мちゃんはお元気ですか？」

「先生、もう二十歳になります。今は関西にいます」

担任ではなかったはずなのに、名前まで覚えてくださっていました（笑）

 

あれから１５年も経ったんですね・・・

 

「ママじゃないとやだ～」

と泣くことはさすがにもうありませんが・・・

今では、遠く巣立った娘に、毎朝

「起きてる？」

と電話をするのが日課になっています

・・・甘いかな？・・・

 

そうそう、娘が「あ～～～～～ん」と泣いていたお隣で、

「わ～～～～～ん」と泣いていた男の子のＪちゃんは今どうしているのでしょう・・・

きっとＪ君も立派な青年になられているでしょうね（笑）

 

お母さんの頭にしがみついているたんぽぽ綿毛がみんな飛び立つのは、もうすぐです

常例法座のはなし

今日は１６日、徳正寺では親鸞聖人の御命日をご縁として毎月１６日に常例法座をおつとめさせていただいています

お参りは３人、総代長さんと、いつもお参りしてくださるＦさんと、Ｆさんが誘ってくださったＳさんです。

Ｆさんが「もう２、３人でもお参りしてくれたらね～」と言ってくださいます

総代長さんは「もう暖こうなったから、だれかお参りしてくださると思うとったんですが・・・」と・・・

「やっぱり午前中はみなさんいろいろと用事があるのかね～」

「病院に行かれる方も多いですしね～」

「病院はみんな几帳面に行きさるな～」

「おうちにおる人もおられるのにな～」

「寺報に大きく書いたらどうかな～？」

「はい・・・（寺報には、ずっと前から書いてあるんですけど・・・）」

と、こんなやりとりをしながら、参詣者を増やそう！会議が繰り広げられたことです

しかし、正直０人の時もありましたし、「今日は３人もお参りしてくださった」と喜ばせていただきました

 

皆さんと『正信偈』のおつとめをし、ひざを近くにしてご法話をお聴聞し、

コーヒーとおまんじゅうでおしゃべりタイム！

総代長さんのお話はとても楽しくて、ついつい大笑いしました

「あら～、もうお昼になるよ～」

「ではご一緒に『恩徳讃』を歌いましょう～」

 

帰り際にＦさんがＳさんにおっしゃるのです

「お参りしてよかったでしょう、今聞いとかんとね～　今日がその遇い難いご縁の日なんよ」

なにやら、つたないご法話のまとめを、ひとことで言ってくださったようでした

3人だけのお参りでしたが、この方々のお念仏の声や、合掌のお姿はきっとどこかでどなたかのご縁につながってゆくのでしょうね・・・

有難い常例法座のご縁でした

念仏之華

（山科別院）

幸せの華・・・

 

皆み～んな、幸せになりたいと思い生きています。

掌の中にいろんなモノを思い描き、「あれがあればな～、これがあればな～・・・」

それらのモノを握りしめるところに幸せをみるのでしょうか・・・

 

この腰の痛みさえなかったら何もいらんのに・・・

この病さえ・・・

本当にそう？

余程耐えかねる痛みにそう思うのです・・・

私も・・・

でも、稀に治ったとしたら・・・そんな思いなんて飛んでしまうのでしょうね。

今まで我慢してたんだから・・・って。

 

私にも欲しいモノいっぱいあって止まることがありません。

法友曰く、「欲しいモノは沢山あるけどそのなかで必要なモノは少ないよね！」

なるほど、その通りで・・・

でも、必要でないから欲しくないと思えないコイツであります。　

そう思おうとするのですが・・・思えば思うほど恐ろしいことになります。

偶々、その中の１つを握りしめることが出来ても満足するのはほんの束の間・・・

また、欲しい欲しいを募らせる。

 

スバル「インプレッサ」に１０月ハイブリットが乗せられ発売されるという。

１，６リッターの小排気量に４輪駆動でアイサイト・・・

これ、いいよな～って思うコイツがいるのです。

跳ばすわけではないので大排気量はいりません。

小排気量なら燃費もいいでしょうし、ハイブリットなら尚更です。

４輪駆動だと安定した走行になるでしょうし、

アイサイト搭載なら突然の事故もひょっとしたら防げるかも・・・

いろいろ思い描きます。

 

車がない訳ではありません・・・

必要なモノですから手にしています。

これを手にするまでは、悩んで悩んで一番好きなのを手にしてきたのです。

でも、新しいモデルが出ると気になるのです。

「お～っ、いいな～」って。

ウチにある車が嫌いな訳ではないのです。

気に入って買ったのですから・・・

よくよくの縁あり手にし満足するも慣れてきて飽きてきて、他の車に目が行ってしまうのです。

「ダメダメ、好きで買ったんじゃないか！」って言い聞かせるも最新型に乗るコイツを夢見るのです。

買えませんけど・・・

 

何事も繰り返すのですね。

分かっちゃいるのですが・・・

ドロドロです・・・

 

そのドロドロのまんま、お念仏の華ひらく・・・

その度に「何してんだろう・・・」って思うコイツがいます。

錆々住職

も～、住職嫌いよ～・・・

 

今日も晴れ渡り気持ちのいい天気でしたね。

午前中本堂でのご縁をいただいたのですが開けっ放しの状態でお勤めを始めました。

背中に聞こえる鼻をすする声。

「あ～、しもうた～、寒かったのかな～・・・」って思いながら大経を勤め終えました。

間の休みに「すいません、寒かったですか？戸、閉めましょうね。」

「大丈夫ですよ。鼻炎なんです。」

「花粉もあるんですか？」

「あるんです！」

申し訳ないことです。

私は、声出してお勤めすると暖かくなるし気候的にも丁度いいのですが、ちょっと辛かったのかもしれません。

 

今の季節、気持ちいいですね・・・

お参りしても窓が開いていて心地いい空気の中でお勤めさせていただくことです。

 

直ぐに暑くなります！

汗、ダラダラ・・・

お衣もお袈裟もグタグタになるほどに・・・

でも、やっぱりそんな季節が好きです、オレ！

爽やかさ語っても様になりませんね。

 

午後、沙羅の会がお勤めされました。

和気あいあいの声が本堂から聞こえてきます。

いいものです・・・

涙を流すだけの場所ではないのです、楽しく笑って微笑んで・・・そんな場所でもあるのです。

 

そんな楽しげな声を聞きながら洗車に励みます。

腰がしんどくてダラダラしたいな～って思いつつも、こう気持ちのいい天気だと洗車魂がジッとしておれません。

ウインドブレーカー着込んで嬉しいひと時を過ごします。

 

因みに、今日はワックスも掛けちゃいました。

ピカピカになりましたよ。

 

駐車場には仏婦会長の愛車も停まっています。

そう！我らがアネサンです。

ワックス拭き取り段階で沙羅の会終了。

仏婦の会員の方々の声がしてきます。

「あっ、住職おるんかな？」ってアネサンの声が聞こえます。

「は～い、ここにおります！」って直立不動！

「住職はきれいにするね！私は、ほったらかしだからここに乗ってくるの嫌なんよね～もう、住職嫌いよ！」

「いやいや、お姉さん、いい車なんですから大切にしてやって下さいよ！洗車機で洗うんですか？」

「そうよ！あんまり見んといてよ、恥ずかしいから！」

本当にいい車です、だから、擦ってやったことです。

 

ニコニコも外面はいいのです・・・

でも、ボディーの内側はサビサビなのです。

どうしようか・・・と思うほどに。

何とかしてやりたいのですが・・・

外面住職のすることです、外面しか飾らないのですから。

内面は悲鳴上げているのに・・・

 

洗車終わる頃には汗ダラダラです。

汗が流れると気持ちいいですね。

生かさせていただいていることを感じます。

チッとは心の錆が取れればいいのですが・・・

 

しんどい腰を労わりながらゆっくりとストレッチして伸ばしながら爽やかな一日を感じたことです。