月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

しつらえのはなし

2012年06月22日 15時01分01秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

青くて固い実の中に

柿には柿のしつらえが



無花果には無花果のしつらえが



きちんとされているのでしょう


我慢で意固地なこの身では

仏になるなどありえない

けれども智慧と慈悲の阿弥陀さま

浮き根をがっしとつかまえて

みひかりの中に育てます

我慢で意固地なこのままを

仏になるようしつらえて

なんまんだぶつとうたいます

なんまんだぶつ なんまんだぶつ

なんまんだぶつ なんまんだぶつ


住職之幸

2012年06月21日 22時05分18秒 | 仏々相念(住職日記)

幸せなんだな~・・・

 

暑くないですか?

ご苦労様です・・・

御飲み物をどうぞ・・・

ケーキもどうぞ・・・

 

どこにお参りしても本当によくして下さいます。

フカフカの御座布団用意してくださり、お前が座れとその場を仕立て上げて下さる。

どこに参っても・・・

どこに参っても・・・

 

接して下さる方々は優しく微笑まれながら・・・

子や孫を迎える如く・・・

 

だから・・・どこの法話もどこの法話も、

「本当に優しく接して下さって嬉しかった!」って始まっていくのです。

 

有難いことです。

こんな力のない住職を支えて下さり、本当にありがとうございます。

その支えに常に感謝出来るコイツでありたい・・・

 

間違っても、その支えに胡坐を掻かないように上からモノ言う姿にならないように気を付けながら・・・

勘違いせんように・・・


自分之手

2012年06月20日 20時01分32秒 | 仏々相念(住職日記)

自分の手を・・・

 

セルフマッサージって言うんだそうです。

経験ありませんか、不安になったり緊張したりして顔に手をやること・・・

 

私は、多くて・・・

いつも両手で顔を覆うようにしては「あ~・・・」って。

 

しんどくて、辛くてその度に手が顔に行っています。

「生きてる」そう感じるひと時なのかもしれません。

あまり深く考えたこともなく、ず~っとそうやってきたものですから。

 

なんとか今日も生かさせていただきました。


早起きは三文のとくのはなし

2012年06月20日 07時10分28秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
おはようございます

昨夜、京都から帰りました

台風一過、雨もあがったので4日ぶりに朝のウォーキングをしています

昨夜は気づきませんでしたが、つぼみばかりだった境内の桔梗がたくさん咲いていました

台風の雨風のなか、縁が整って咲いたのですね

道端の空き地には、月見草も檸檬色の花をたくさん咲かせていました

グラウンドに上がる坂道には合歓の花が、まだ夢見心地に咲いていました

かわいい…と思いながら写真を撮っていると、ウォーキング途中の女性が声をかけてくださいました

「まあ、合歓の花ですね。一昨日も来たけどちっとも気づかなかったわ~。かわいいですね~」

「昼間は花を閉じてしまいますもんね。早朝に歩いてこそですね~」

「そうそう、おうちの朝顔もね、朝5分くらいじぃっと見ていると、花が開くのよ~」

と、合わせた手をふわぁっと広げて朝顔が開く様子を見せてくださいました

「早起きは三文のとくですね~」

ふたりで笑ってお話しているところを、毎日お会いする男性が通りかかられて

「おはようございま~す!今朝はいい写真が撮れましたか?」

と明るいごあいさつをしてくださいました


まだしぼまずに咲き残る月見草に、遠い昔の景色を重ねる数十秒

朝顔が開く様子を見る早朝の5分

明るく挨拶を交わす数秒

合歓の花に心奪われる数分


早朝にはたくさんの「徳」をいただけるようですよ


さあ、今日もいちにち、願生(がんば)りましょうね!