自分のレコーディングだと、時間を少しは自分でコントロールできるようになる。
実は昨日、レコーディングもやりつつ、久々映画を見に行った・・
iPadのアプリに、「映画情報HD」と言うのがあって、ポスターの並んだ画面もきれいだし、
予告編も見られるので気に入っている。
見に行ける時間がある時に、見たい映画をやっているとは限らないのだが、昨日は「ハリポタ」を観に行けた。
ポターたちが子供の頃から、何年経った? 10年か・・・
すごい映画だなあ・・
ラドクリフはもうポター役をやりたくない、と言って話題になっていたが、
そうだろうなあ・・
若い時にあたり役が出来てしまうと、そのイメージから抜け出せず、苦労すると聞く。
「ホームアローン」の彼がそうかは疑問だが、「サイコ」のアンソニーパーキンズなどは、その例かもしれない。
ラドクリフ君を始め、主人公の三人も、時間の制約による弊害を含め、
「ハリーポッター」のイメージを払拭するのは大変なのだろうな。
映画自体は? 面白かった! 僕は好きです、好きな俳優のアランリックマンが、またいい味出してるし。
それから、音楽を生業とする身とすれば、やはり、ジョンウィリアムズは凄いと思う。
4作目から後は音楽は彼ではないのだが、そうと知らずに4作目を観た時に、
あまりの違いに衝撃を受けた覚えがある。
そして、今日は六本木の森美術館に「フレンチ・ウィンドウ」を観に行った。
フランスの現代美術展、マルセルデュシャン賞に選ばれたアーティストたちの作品を集めている。
六本木ヒルズの52階にある美術館は、その特徴を生かしつつ、
ほかの美術館とは少し違う世界観を、見せてくれるような気がする。
現代のアートだから、様々な技法での表現があり、とても刺激を受けた。
その中で一つ、フィリップ・ラメットの作品は、印象に残った。
一番左、浮かんでるのはラメット自身、CGや合成ではなく、ヘリウムガスの気球に吊るされ、
本当に浮かんでいる。
右から2番目、海底から海面すれすれにアクリルの台を置き、その上を歩いている。
彼に取っては、そんなアナログの行為そのものが、アートなのだ。
僕は妙に共感した。
これは展示されていなかったが、窓枠に足をかけ、腹筋を使ってのアート。
日常で普通に出来る、非日常?
高校時代、木造校舎の二階に音楽室があった。
窓の外は何も無いのだが、木の壁に、多分電球を取り付けるための、ほんの小さな半円状の傘があり、
窓から外に出て、その傘を踏み台として足をかけると、ちょうど窓から上半身だけのぞかせることが出来た。
非常に不安定だし、傘の部分も、とても柔い作りだったから、足を踏み外すどころか、
体重を支えきれるはずなど無く、そんな馬鹿なことは今だったら絶対にやるはずも無いのだが、
当時は何も無い2階の窓から、窓枠に腕組みをし、中を覗き込む、と言ったシュールさに惹かれ、
みんなが教室に入ってくる前から腕組みをした窓枠に全体重をかけ、ポーズをとっていた。
予想以上の反響に有頂天になり、先生からは大目玉を食ったなあ・・・