ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

二胡奏者、芳晴

2011-10-20 23:16:03 | 今日一日

今日は芳晴君とのリハ。

彼は相模湖の、もう少し先に住んでいるので、都内に出てくるのは旅に近い。

先月はリハに来るのに3時間かかり、少し遅れてしまったから、

今日は昨日都内で仕事だったついでに、車中泊して早めに現れた。

偉いなあ・・・

滋賀まで行くのに集合時間を40分も遅れたPスケに、爪のあかを煎じて飲ませたいぞ!

効果ないだろうなあ・・・


芳晴君とは、もう20年近い付き合いとなる。

ステージではずいぶん話しているのだけれど、ブログは初めてかな・・この話し。

忘れもしない12月31日、まだ渋谷にジャンジャンと言うライブハウスがあった頃、


話はそれるが、高校生の頃、ユーミンと知り合って、このジャンジャンでステージを、

リハーサルから見せてもらったことがある。

ジャンジャンの駐車場から入る楽屋口で、まだそんなにビッグではなかった、(僕は大好きだった)

井上陽水とすれ違ったなあ・・

その時のリハで、その後ふきのとうでご一緒し、今でも仲良くさせていただいている、

当時ドラマーの平野肇さんと、今はアレンジャー・ギタリストとして活躍する平野融さんを

紹介していただいた。

長いおつきあいをさせていただいています、ありがとう・・


閑話休題。

そのジャンジャンで、毎年12月の31日、昼ステージで役者の冷泉公裕さんが、大晦日ライブをやっていた。

ライブを終え、打ち上げで、下北沢で飲んでいた時に、芳晴君は駅前の噴水の縁に座り、

当時流行っていた、ばかでかいラジカセから、カラオケの伴奏を流し、胡弓を弾いていたのだ。

その頃は携帯などまだない頃で、電話をするのにも、お店の電話や、公衆電話を捜さなくてはならなかった。

何度か駅前まで公衆電話を使いに店を出て、その度に・・

「ああ、胡弓のストリートライブ(その頃はそんな言葉はなかったけれど)だなあ・・珍しいなあ・・」

三度目ぐらいに、ずっと同じ曲をやっていることに気がついた。

映画音楽の、「Over the Rainbow」

とっても気になりだして、飲んでいた店に戻り、自分のCDのフライヤーを持ち、話しかけに行った。

「あのー、僕はこんなことをやっているんものなのですけれど、(とフライヤーを見せ)そこで飲んでいるんですが、

良かったら一緒に飲みませんか?」

芳晴君は、驚きながらもフライヤーを見、「行きましょう行きましょう」さっさと片付け始め・・・・

それ以来のお付き合いをさせてもらっている。

ずいぶんたくさん、CDや、ドキュメンタリーの音楽に参加してもらったなあ・・・

後から訊いたら、その時は寒くて寒くて仕方なくて、もうやめようかなあ、と思っていたそう。

渡りに船だったんだね。


写真は数年前、盛岡の精舎で演奏をした時のもの。

僕もマルチプレーヤーとか言ってもらうけれど、彼は本当にそう。

二胡意外に、琵琶やギター、ギタレレ、ウクレレ、さらに歌も歌えば、ホーミーまでやる。

とても素敵で、とても優しい、音楽家なのです。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする