大講堂脇に大きな鐘楼があり、ケーブルカーの中から絶え間なく、その音が聞こえていたのだが、
ここでは一般の方達に、50円を賽銭箱に入れてもらい、突かせていた。
こんだけたくさん堂塔があり、すべてにお賽銭を納めていると、小銭は足りなくなる。
きっとお参りに来る方達は、事前に小銭を用意するのだろうなあ・・と思いつつ、
ごめんなさい・・
小銭全部集めても48円でした!
この後、阿弥陀堂に行き、水琴窟の音を楽しみ、戒壇院へ。
戒壇院脇にも小振りな鐘楼が。
叩きもの担当Pスケは叩きたそう!
そして!
今回一番しびれた所!
根本中堂へと行く。
ここは凄かった・・・・
ずっとこの中に居たかった・・・
中に入ると、中庭があり、その周りを回廊が巡り、中堂へと導く。
この中庭も良かった・・
もちろん中は撮影禁止!
平然と撮っている人も居たが・・・撮れなかったなあ・・・
中堂に入ると、奥には、本尊である薬師如来が祭られる、一階分下がったとても暗い空間がある。
端まで行き、中を覗き込むことは出来るのだが、僕には、まるでSF映画の舞台を観ているような、
無限の空間と、荘厳な中に、触れては行けない禁忌的なものを感じた・・・
暗い中にともる無数の蝋燭の光、床は石だろうか・・左寄りに、井戸のようなものが切ってある。
本尊の前には、1200年間灯り続けている、「不滅の法灯」が三つ並んでいる。
左から過去、現在、未来、を表す。
この法灯をともし続けるため、油を欠かさず継ぎ足さなければならない、
長い間にはうっかりすることもあるかもしれない、これが、油が断たれる=油断、と言うことで、
油断の語源になった、とどこかのグループのガイドさんがまことしやかに言っていたが・・・
日本の話だっけ?
ともかく、ここは素晴らしかった・・・
許されれば、写真を撮りたかったなあ・・・
中堂を出るまで、「写真撮りたい・・写真撮りたかった・・」と声に出して言っていたほどだった。
根本中堂を出ると、目の前には急な階段が・・・
文殊楼へと上がる階段だ。
本来歩いてお参りに来ると、最初にくぐる門だそうだが、僕らは一番最後にくぐることになった。
この階段がきついのだ・・・