飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

ヤギのチムール退院!

2016-02-09 15:06:31 | エッセイ風

アムール(シベリヤ虎)の餌として、
檻の中に入れられた山羊のチムール・・・。
自らを餌として認識せず、
アムールに毅然と接したが故に、
食べられもせず、
奇妙な友情が育まれそうになった・・・が。

 

ついに、別れはきた様である。

先日、互いの友情(?)にもトラブルが生じ、

アムールから強烈なパンチを食らい、ついに入院となって居た。

退院したことはメデタイ・・・。

近く、元のサファリの檻に返されるようである。


 

しかし、

アムールとは同居ではない。

それが良かろう。

それを願っていたファンも多いだろう。

その一人である。

 

元々はアムールの生き餌であるとは言え、

これまでの関係性からして、

単なる餌で終わらせることは、

道義的にしっくりこないだろう。

自然界なら、

致し方が無いが、

動物園なら人間の尺度が重視されると考えていた。


 

再度、面会してアムールとチムールの関係性に、

興味を感じない訳ではないが、

それで単なる餌になって終わりでは、悔いが残る。

少なくとも、

チムールの毅然たる態度が、

アムールをして餌との認識を遥かの超えた存在として、

現存したことが窺える。


 

これはたかが山羊の話かもしれないが、

重要な話でもある。

チムールが、アムールに面会当初、

単に怯えて、逃げまどっていたら、

アムールは単なる餌として一撃のものとに倒していたであろう。

そして、

食べられていた。

 

そうならなかったのは、

チムールの自己認識が餌としては皆無であったからだ。

果敢にも抵抗した。

人間も、

奴隷であると自己認識すれば、その途端奴隷になる。

それは魂としての表現の違いで、

一個の個性ある魂として、

対等を主張すれば、

そうなるという確信を与える事件であった。

 

捉え方も人それぞれであろうから、

強く主張する意図はないが、

そう感じている。

 【転載開始】

社会
2016年02月08日 17:06短縮

ロシア沿海地方のサファリパークでトラと同居していたヤギのチムールは、2週間前にトラのアムールと喧嘩をした時の傷が原因で動物病院に入院していたが、無事に治療を終えて退院した。

チムールは、来園者がトラたちの住むゾーンへ向かう途中に通る敷地に放たれた。8日、沿海地方サファリパークのメゼンツェフ園長が、タス通信の記者に語った。

園長によると、ヤギのチムールは「完全に元気になった」という。園長は、「チムールは今、トラたちが住むゾーンへ向かう途中に来園者たちが通る敷地で暮らしている。ヤギは来園者たちの中で自由に歩き回っている」と述べた。

ヤ ギのチムールとトラのアムールは約2か月前に友情を育み始めた。沿海地方サファリパークでは、トラが本能を失わないために通常週に2回、生きた動物がえさ として与えられている。トラのアムールは、ヤギやウサギを捕ることができる。しかしアムールは、11月末に「昼ごはん」として与えられたヤギのチムールの ことは食べようとしなかった。チムールは、アムールから逃げなかっただけでなく、勇敢さを発揮してアムールに反撃し、自らも攻撃した。その後、チムールと アムールの間に友情が芽生えた。チムールはアムールをリーダーとみなし、常にアムールの後を追いかけ、2頭は一緒に時間を過ごすようになり、一緒に遊ぶこ ともあった。しかし間もなくチムールはアムールを攻撃したり、角で突いたりするようになり、アムールはゆっくり休むことができなくなってしまった。そして 遂にアムールは我慢できなくなり、チムールは背中に軽い傷を負った。これがきっかけとなり、サファリパークの職員たちは、アムールとチムールを引き離すこ とに決め、チムールは治療を受けるために動物病院へ送られていたが、この度、元気になって退院した。
【転載終了】

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1 コメント

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choiceADVANTAGES (choiceADVANTAGES)
2025-01-22 13:35:20
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