今回は涼しくなるスポットクーラーの話をします。
スポットクーラーはキャスターが付いていて移動可能なクーラーで、
断っておきますが性能的には吹き出し口だけは涼しいだけです。
メーカーによっては「どこでもクーラー」という名で親しまれています。
今回はどの程度の性能なのかを調べたいと思います。
まず、ダクトをプラスチック樹脂の薄いホースから金属製のアルミに変えてみました。
これは業務用のダクトホースです。ちょうど合うようになっています。
アルミ製で左に曲げたり右に曲げたり伸縮自在です。
扉など隙間から外から熱が入らないように段ボールで遮熱し
カーテンで熱が入りにくいようにしました。
外気温は27度で32度でムシ風呂のような室内を2時間かけて25度まで下げました。
特にウチはマンガにあるような外階段のあるアパートの2階なので夏はすごく暑いです。
本当にサウナに入っている状態です。天井は断熱処理されていないのでなおさらです。
ウインドクーラーのサブクーラーとして使っています;
冷気もやっと20度以下になりました!(パチパチ)
冷風扇ではここまで冷やすことはできません。
ウチのスポットクーラーは3万程度しましたが今年も活躍中です。
消費ワット数は240Wで思っているよりかなり低いです。
もっと改造するなら、こんなふうにホームセンターにある断熱材を1枚買いました。
これに廃熱の穴を開けて完全に熱をシャットアウトしました。
あとは室温計を部屋中で温度を測ってみて
高い部分があればそこが原因で冷えないことも考えられます。
スポットクーラーは3畳用とか6畳用とかより性能が低いので
吹き出し口くらいと考えればカーテンを仕切りに活用して
冷やす立米数を減らして時短させるなど断熱対策を考えもありますが、
保温ダクトの効果を応用して日中の高温対策を考えます。
今度は吹き出し口に段ボールで角形保温ダクトの代わりにします。
段ボールの断面は波形になっていて外気の熱などを遮る特性があります。
よく段ボールの中は暖かいとききますね。これを冷風に活用します。
扇風機は部屋の温度を均一にしますが40度近い高温の場合は効果がありません。
そこで天井を熱くして床付近を涼しくする方法に変えます。
これは空気循環式のウインドエアコンとスポットクーラーに有効です。
扇風機を止めて一時的に冷やされた空気の風量を抑え滞留時間を増やします。
ちょうど扇風機の空き箱が合うのでこれを下部に差し込みます。
段ボールの加工が必要な場合は折り目の角がクーラーの天端になるようにしてください。
32.5度から29度台に下がりました。
冷風で段ボールが冷えるのでもっと下がるかもしれません。
今は26度台です。時間がかかりますが段ボールの容積分が26度になります。
クーラー吹き出し口は20.5度でダクト出口温度が26度でした。
メーカー計測でだいたい-10度くらい下がるのでいい感じです、
弱冷のエアコン並みにはなると思います。とりあえず室温は29度になりました。
これを段ボールダクトの吹き出し口に扇風機をもっていきます。
高温時はクーラーの冷媒が冷えきれないので設定を弱くしたほうがいいかもしれません。
このクーラーはドレンタンク式なので6時間くらいで満杯になります;
暑い日が続いています。熱中症には注意しましょう。
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