「べらぼう」第一回「ありがた山の寒がらす」見ました
皆さま大変遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。もう七草も過ぎてしまったのに、申し訳ありません。
我が家では年末に七番目の孫が産まれました。予定より三週間ほど早く産まれたので、ちょっと小柄ですが元気な男の子が誕生しました。まだ怖くて離れた所から見ているだけですが、末娘一家のサポートを毎日頑張っております。
さて年末には毎週楽しみに見ておりました「光る君へ」が終わり、五日の夜は「べらぼう」が始まりましたね。物語は明和九年(めいわくねん)(1772年)の迷惑火災からはじまりました。「光る君へ」の時代から大体七、八百年後ってとこでしょうか。
前作の十二単を見慣れたせいか、今回の出演者の皆様方の衣装が軽く感じられました。また登場人物もほぼ藤原さんだった前回比べ、いろんな名字の方が登場して覚えやすいですね。初回から田沼意次や平賀源内、若き日の鬼平こと長谷川平蔵も登場しておりました。
すっかり客が来なくなった吉原を救ってほしいと願い出た主人公に「お前は何かしているのか。客を呼ぶ工夫を」と問いかける田沼意次。渡辺謙氏による圧巻の演技でしたね。今後とも渡辺田沼さん、若き蔦重をお願いいまします。
さてもう一人私的に気になったのは、若き日の長谷川平蔵です。若い頃はかなりの放蕩息子で吉原にも出入りしていたとか。このドラマではまだまだ若い鬼平さん、精一杯に凄みきかせた笑い顔の中に青臭さがにじみ出ておりましたね。
「これはいい鴨にされるな」なんて思って見ておりました。ところが後で知ったのですが、この若き日の鬼平を演じている中村隼人さんは、同じNHKのBS時代劇「大富豪同心」の主人公宇之吉役の方でした。江戸一の豪商三国屋の孫にして同心の卯之吉が、数々の事件を仲間に頼りはんなりと解決していく痛快娯楽時代劇。その主人公宇之吉だったなんて。
鬼平と大富豪同心を同じ人が演じるなんて、思わずクスっと笑ってしました。この宇之吉ってボンボンなんだけどほんといい人なんですね。まあ若き日の鬼平も同じボンボンだし、こちらの方も鬼の平蔵なんて恐れられていますが根はいい人のようですね。今後この「大富豪同心」が「鬼平」にどうやって変わっていくのかが楽しみです。
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