3301_0008人間の本位(大悪)自作小説
--安国④--
真は、祈り始める。
新たに戦う決意をしたからである。
真には、組織はない。
かろうじてあるとすれば、ネットの繋がりだけである。
真は、パソコンをいじっている。
(世の中は、俺に?何を?誰を求めているのだろう?)
真の生活は、世の中の困窮と違い変わらなかった。
つづく 次回(祈りの中心)
3301_0008人間の本位(大悪)自作小説
--安国④--
真は、祈り始める。
新たに戦う決意をしたからである。
真には、組織はない。
かろうじてあるとすれば、ネットの繋がりだけである。
真は、パソコンをいじっている。
(世の中は、俺に?何を?誰を求めているのだろう?)
真の生活は、世の中の困窮と違い変わらなかった。
つづく 次回(祈りの中心)
3301_0007人間の本位(大悪)自作小説
--安国③--
日本に疫病が起こった時、真は、負けたと思った。
そして、自分が人を学会を動かせなかったことを悟った。
真は、諦めた。
祈るのを止めた。
つづく 次回(安国④)
3301_0006人間の本位(大悪)自作小説
--安国②--
真は、南無妙法蓮華経の心とは、どんな心なのか入信以来ずっと考えていた。
そして、立宗したのである。
どんな心か知らずに本当の成仏はない。
そして、明らかにすることが先人の役目である。
真の役目である。
つづく 次回(安国③)
3301_0005人間の本位(大悪)自作小説
--安国①--
災害が起きている原因と考えられるのは次の点である。
1、仏子が権力と迎合し悪に落ちている。
2、末法にこだわり、末法が終わり新しい時代、元初であることを認めない。
3、全ての宗教(神仏)を活かす御本尊(光と影の本尊)を信じない。
4、南無妙法蓮華経の新しい本当の意義を知らない。
真は、第四の諌暁を行うか思案した。
つづく 次回(安国②)
3301_0004人間の本位(大悪)自作小説
--大悪②--
立正安国。真は、ここ数年間、そればかり考えていた。
真の宗教の信仰の戦いは、災害との戦いである。
災害を無くしたい。
それだけである。
そのために正法を考え立宗した。
ついにウィルスに侵され地球は暗黒になる。
末法の宗教では、とうとう安国出来なかった。
時は、元初である。
それを認めないからか、それすら認めない。
それどころが仏子が権力に溺れている。
悪に加担している。
真は、三回諌暁した。
その答えがこれである。
つづく。次回(安国①)
3301_0003人間の本位(大悪)自作小説
--大悪①--
真は、思考を巡(めぐ)らした。
(疫病は、なぜ起こったのだろう)
(私が師を諌暁した答えだろうか?)
(時代が変わろうとしているのか?)
(大善とは何か?)
(私の意志なのか?)
(元初を認めるためなのか?)
(なぜ、世間はこんなに平穏でないのだろ)
(仏法に違背している者がいるのか?)
(仏子が悪に落ちたせいか?)
(中国、韓国、…)
(インド大丈夫だろうか?)
つづく 次回(大悪②)
3301_0002人間の本位(大悪)自作小説
--縁の拒絶②--
真は、いつも、キリスト教の人や
イスラムの人や念仏の人に祈りを伝える。
全世界に祈っているのである。
生命は、無辺である。
熱ぽい感覚は、数日で収まったが、
また、熱ぽさとだるさを感じた。
手のひらを額にあてるが熱はない。
(誰か助けがほしいのか?)
尋ねてみても返事がない。
真は、意を決した。
そして、御本尊にむかって両手をかざす。
世界地図を思い浮かべて、
助けを求める者を引き寄せる。
「バキ!」
両腕に音が鳴る。
熱ぽさは一瞬でやんで遠のいた。
(リレーションするしかないのか?)
真は、難を受け入れる決意をした。
つづく 次回(大悪①)
3301_0001人間の本位(大悪)自作小説
--縁の拒絶①--
組織は人、人は組織ではない。
真は、熱ぽかった。
しかし、額に手を当てても熱は感じない。
中国では、コロナウイルスが流行りだしている。
(バカにしてはいけない。
明日は、我が身である)
真は、心の中でつぶやいた。
しかし、熱ぽさとだるさは、数日続いた。
真は、祈るのをやめていた。
それは、これが、人類のおごりによる罰のような気がしたからである。
信仰は、決局、自分自身でするものである。
(自分が祈っても根本の解決にはならない。
一人一人が自身で祈らなければ)
ただ、真は、耐えていた。
つづく。 次回(縁の拒絶②)
3101_0001人間の本位(一人立つ)自作小説
--辞めたがる噂--
真は、7月7日に入信した。
その年の年末に年賀状を先生に出した。
その内容は、たぶん。
「ビルの谷間に一人立つ」
であったように思う。
真は、先生に伝えたかった。
都会のオフィース街で戦う人が一人増えたとの意味であった。
他愛もないつもりであった。
しかし、友人から「やめたがっている人がいる。
真じゃないよね」と聞かれた。
真は、「違う」と答えたが、
何故聞かれるのか分からなかった。
今も、真は一人立っている。
つづく。 次回(一人立つ)疑問。
3001_010人間の本位(両輪)自作小説
ーー連休最後の日ーー
「観心三界抄」二部。
「顕体宇宙本尊抄」二部。
「十二の不思議抄」三部。
まだ、最後の検証があるが書いた。
万年筆を細字用を2本も買って使った。
(明日は、早々に先生と日蓮宗に送ろう。)
真は、そう思った。
そして、「観心三界抄」を命を落として書こうと思った。
真は、自由である。
「富士には、本流を留めなければならない。
本門戒壇の大御本尊が逃げようが、
戻る場所は、そこなのである。
命を最後に留める場所はそこなのである」
かと言って、本当に一番戦っているのは、学会と思っていた。
(先生の命を一番守りたい)
その思いは、真の祈りである。
そして、明日、諫暁書作成最終日が来る。
つづく。