ひろひろの生活日記(LIFE Of HIROHIRO)

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0035_魔物の誤解⑰(呪いの子③)裕也日記

2011年12月14日 10時30分09秒 | 裕也・冒険日記(自作小説)
0035_魔物の誤解⑰(呪いの子③)裕也日記


呪いの子「エジェ お帰り」
呪いの子は、右手の像に剣を突きたてた。
「ギリギリ」
メンディア「うぅぅ」
呪いの子「像が傷つかない
     う
     なぜ
     傷つかないの」
メンディア「イエス様は、呪いなんかに
      負けないわよ
      うう」
呪いの子「なぜ なぜ
     小娘に痛みを与えても
     しかたない」
呪いの子「エジェ
     あなたなら
     出きるはずよ
     突き刺して
     傷つけて
     聖なる試練
     私たちの役目」
エジェは、考えた。
(少し前の私と同じ。)
(そう、己の姿、運命を恨んでいる。)
(そうだ。私と血の縁を結べば…)
「分かった。私が聖なる試練を達成する。
 ただ、儀式に参加するには、私の血を飲まんければいけない」
呪いの子「うふ 美味しそう
     分かった」


エジェは、呪いの子から剣を受け取った。
小指を少し傷つけた。

呪いの子の口に血を垂らす。
(裕也 私に力を そして、血の縁を)

「あ ぁ ぁ グォォ」
呪いの子の体が青い炎に包まれる。
(ジュワー)
「エジェ 何をしたのぉお」
呪いの子の体は、肌色の皮膚に覆われ、
普通の肌にもどり、目の光が収まった。
エジェ「解放の時が来たのよ」
呪いの子「普通の肌」笑顔がこぼれる。
「解放されたの
 試練の役目は?」
エジェ「役目は終わりよ」
青い3つの光が浮かび上がり、エジェの右手に着いた。

つづく 次回(閉ざされし魔者)

コメント
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